豪州、潮力発電の可能性探る エネルギーミックスの切り札になるか
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潮流発電は確かに,他の再生可能エネルギーとは比較にならないほどミクロレベルでの安定性があります.
ここで,鹿児島大学が公表している潮流発電のポテンシャルマップを示します.
http://me.oce.kagoshima-u.ac.jp/me/viewpdf.php?k=chouryu
潮流とは,狭い内海(有明海,不知火海,瀬戸内海)などが,狭い開口部を持つとき(海峡,瀬戸など)に大きなエネルギーを持ちます.
しかしながら,交通量が多く,あるいは漁業や海洋生物の生息域や通り道でもあり,適切なアセスメントを施すことが求められます.
最も,水産資源等については地域の了解さえ取れれば問題ないのかもしれませんが…
今後が気になります.最近の自己研究テーマ"エネルギー"に関して、幾つか見ている中でたどり着いた潮力発電。
現在オーストラリア政府は、さまざまな海洋エネルギープロジェクトに投資を行っている。
この取り組みを通じ、政策立案者たちは潮力や波力が国のエネルギーミックス(多様なエネルギー源を組み合わせて電気の安定供給を図る)にいかに寄与するかについて理解を深められるとしている。
■利点
●予測可能性
太陽は雲に隠れてしまうこともあるし、風は吹かないこともあるが、海は予測可能な潮流で動く。
●グリーン(環境にやさしい)エネルギーの導入を検討している石炭火力発電所やオフグリッドの(送電網を利用しない)沿岸地域などで、導入していける
■検討事項
●導入コスト
これは、グリーンエネルギーの多くの課題
高い建設費用が潮力発電の世界的展開の障害となるとの懸念を示している報告書もある
●海洋生物に与える影響
潮力エネルギーの可能性は海と同じくらい広大に見えるかもしれないが、克服すべき課題も多い。欧州連合(EU)は2017年に発表した報告書の中で、潮力発電所の導入が海洋生物に与える影響に関する研究が不十分と指摘している