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中国に限らず、どの国であっても政治家にはそれぞれの考え方や思惑があり、政局が存在します。ただ、権威主義国家である中国には、選挙による政権交代も政治指導者交代もありませんから、政治指導者の交代は水面下で行われることになります。
しかし、権力闘争によって習近平氏を追い落とすところまで争いが発展する可能性は低いでしょう。任期途中で指導者を変えれば、それは前例になり、繰り返し激しい権力闘争が起こって共産党による統治を揺るがせます。共産党幹部も人民解放軍幹部も、現在の政治体制の恩恵を受けており、その恩恵を失いたくないでしょう。どの共産党幹部も軍将校も安定した共産党統治を望んでいるのです。
習近平氏の共産党における職位は「中国共産党中央委員会総書記」です。中国共産党の指導者ではなく、書記の筆頭という立場です。中国共産党は一人の指導者が最終決定権を持つのではなく、集団意思決定体制なのです。
中国共産党の指導者である中国共産党主席のポストに就いたのは毛沢東だけです。中国共産党の幹部たちの間には、毛沢東時代の悪夢の記憶があり、多くは集団意思決定体制を崩したいとは思わないでしょう。習近平氏は、自らに権力の全てを集中させようとしてきましたが、それは毛沢東時代の悪夢を蘇らせるものです。習近平氏が、権力を一手に握ろうとすれば、習近平氏の実権を削ごうとする動きが出てきます。しかも、習近平氏と李克強氏は経済政策についても考えが異なるのですから、今後も両者のせめぎあいは続くでしょう。