米財政赤字、8月までの11カ月間で3兆ドル超 前年同期の約3倍
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注目のコメント
今回のコロナ騒動でのアメリカの大胆な財政支出を受けて、従来より「引き起こされると"されていた"」懸念等は全く生じない。
これにより、「財政赤字は悪い事だ」とする主流派経済学を基軸とした経済政策が失墜していくのも時間の問題でしょう。
要すれば「アメリカは財政状況が厳しい」と言う見解はデタラメなのが明らかになると言う事です。
日本も同様。
自国通貨建ての債務を政府がいくら発行した所で財政破綻などはしないし、むしろ「必要に応じて財政赤字を拡大してこなかった事」が日本衰退の主因だと、何故か海外から激しく糾弾されるのも時間の問題。
海外から指摘されてから転換するような恥ずかしい事態になる前に、まずは自国内の政策議論で転換したい所です。米国債券市場を日々見てると、財政赤字のファイナンスのための長期国債発行が増えてるけど、スムーズに消化されるかどうかで金利が結構動く傾向があります。やはりそのあたりは日本とは随分と事情が違うよう。その違いは無視できないし、大きいものだろう。
金融機関は国債の引受を優先するのでお金が世間に回りにくくなる、で、FRBが短期金融市場への資金供給を無限かつ大量に行わざるを得ないという無限ループの世界。そこに待っているのはドル安の加速でしょうか。どこまでの規模になれば国債の引受がスムーズに行かなくなるのか、その閾値というのは必ずあるはず。やはりどんな物事にも限度というものがある。それは間違いない話。懸念が生じていないという向きもあるようだけど、決してそんなことは無い。