【結論】苦しい挫折の経験が、自分の世界を広げてくれた
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「愛の経営」に至る前に樋口さんは挫折を経験されている。つらい体験した後に人の可能性を信じることができるようになる例は失礼ながら他にも見かけるし、乗り越えられない試練を天は与えないという考えもあるだろうけれど、一か八かの挫折経験だけが本質への目を開く方法なのだろうか?
小宮山さんがコメントしているように、ポジティブな挫折経験という「失敗の演出」をもう10年以上考えているけれど、当然ながら受け手がその試練の意味を理解できる状態になっていることが前提で、その見極めにさえ、私はまだ再現性を持たせられていない。
良い記事をありがとうございました。
注目のコメント
2004年の7月、私が39歳の夏、ホテル再生の目的で沖縄に赴いたばかりの週、那覇市松山の繁華街のあるお店に初めて訪れた時、そこにたまたま居合わせた初対面のウチナーンチュのおじいさんにこう言われたんです。
「樋口さん、いろいろと頑張ってるみたいだけど、人間が大きく成功するためには、3つの失敗を経験しなきゃいかん。男の失敗と、女の失敗と、仕事の失敗だ。ハハハ・・・」
飲みの席の他愛のない話と片付けることもできたんですけれど、私はその時、「あ、ボクは沖縄で、3つとも経験することになるんだな」と、ちょっと直感めいたものを感じたことを覚えています。
不思議とそれは恐れの感情ではなく、確信めいた納得感というか、当然の運命を聞いた穏やかさというか、そして、正直にいえば、少しだけワクワクした感覚も混じっていたと思います。
そこからの1年弱に起こった一連の出来事が、私の人生を完全に変えてしまいました。
生涯一緒に仕事をしようと誓ったパートナーから解雇され、一生を共にすると思っていた家族と別れ、人生をかけて日本の金融市場を変えていくんだ、と熱く信じていた仕事のすべてを奪われました。
でも、今振り返ると、それは、私の人生に起こった最高の出来事でした。
人生は、進行方向に進んでいる時、何が得なのか、何が損なのか、その出来事の意味はなんなのか、決して理解し得ないようにできているようです。人生の本当の意味は、振り返った時にしかわからない。
最悪だと思ったことが、人生を救ったり、最高の選択だと思ったものが、落とし穴だったり・・・。
目の前の選択肢が、どちらが得なのか、どちらが正解なのか、事前には絶対にわからないとしたら、私たちは、何を基準に物事を選択するべきでしょうか?
そこには愛しか残らない、というのが私の結論でした。
3連載、お読みいただきありがとうございました。以前は「直感は思考の堕落であり、物事を論理的に突き詰めて考えることこそが誠意」と考えていたという樋口さん。
そんな樋口さんが、なぜ正反対の結論に至ったのか。第三回では樋口さんが「愛の経営」という考え方に至った経緯を紐解いていきます。
自分にとって都合の悪いことが起きた際の考え方も非常に参考になりました。樋口さんが考える「学び」の本質、「経営」の本質は、そのまま人生の本質として自身にインストールしたいと思うことばかりでした。
第1回(https://newspicks.com/news/5215594/body/ )のコメントで、私の出身地が川崎市の南部地区であり、貧困問題が身近に存在していたことを記しました。
若くして風俗店で働かざるを得ない友人、体育の時間にクラス全員の財布の中身が無くなっていること、望まぬ妊娠に10代での結婚・離婚。
身近にあったこのような問題を、どうしたら次世代に引き継がずにいられるんだろう……。という疑問は10代の頃から今に至るまで大きなテーマとして抱き続けてきました。
今回、インタビューを通じて樋口さんの考えを伺い、解決へのヒントをいただけた気がします。「『社会を変える』ということの本当の意味」とは。
『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』書籍の帯には「これは日本の問題だ」と書かれています。
沖縄の問題だと思ったら、日本の問題であり、日本の問題だと思ったら、あなたの問題だった、ということが記事から伝わったら嬉しいなと思います。
樋口さんは現在、次作に向けて執筆中だそうです。本作はそのほんの序章だと。記事では伝えきれなかった知見も多く書かれていますので、ぜひ書籍もお手にとっていただけたらと思います!
私は、経済ソーシャルメディアであるNewsPicksだからこそ、貧困や社会問題を取り上げる意義は大きいと思っています。
これからも、様々な知見をお持ちのみなさんと一緒に、どうしたらより良い社会を築けるのかを考えていけたら嬉しいです。3日間お読みいただきありがとうございました!人への関心 本当に大切。
経営者の仕事は機能させること。本当にその通りです。
一人ひとりが主体的能動的に動くことで実は組織の相乗効果も上がります。そのために効果的なのは、恐れを取り除くこと、これも真理!
やってもいいんだ、言ってもいいんだ、相談できるんだ、という心理的安全性。うちなる情熱や動機を外に向けれれるように仕向けるのが大切だと思っています。難しいことですが。
人の力を信じて最大化する。企業経営の最大のテーマですよね。