ディズニー実写「ムーラン」公開がざわつくワケ
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注目のコメント
中国で今日映画館で公開されたよ。映画レビューサイトでの得点が半分にも及ばなかった。俳優達は日本人からすればみんな中国人と思われるが実際のところ誰一人も中華人民共和国のパスポートを持っていないそうよ。中国の人はこの話をファンタジーではなく歴史上有名な話として受け止めていて、実写故に中国歴史に尊重していないように受け止めている。結果としてディズニーは🇨🇳と🌍両方受け入れられる作品を作って大金をボロ儲けしたいと見えるが、それに失敗した。🇨🇳で上映したいから、検閲受け入れた作品としてロクな物にならない証拠が一つ増えただけだ
いやー、この映画は本当にいろんな角度で物議を醸す作品ですね。
主演女優のリウ・イーフェイが香港の民主化デモに関する発言で物議を醸していたと思ったら、作品自体もアニメ版のファンとの間で評価が分かれている模様。
ただ、やはり最も注目すべきは、劇場公開よりもDisney+での独占公開を優先したという点ですよね。
Disney+の契約料金に加えて追加料金が3000円必要と、決して安くはありませんが、最新作をいち早く見たい人からすると、この選択肢は嬉しかったはずで、この影響もあってディズニーの株価が上がったというニュースもありました。
実際、私も外出自粛期間に、見たかった映画をことごとく見に行けなくなり、お金払うから見させて欲しいという気持ちになったのは事実。
ただ、やはり業界にとって最も大きな問題となるのは、映画会社自らが直接映画をオンライン配信してしまうと、映画館のビジネスモデルを破壊する側にまわってしまう点でしょう。
現実問題としては既にNetflixは自前の「映画」を自社の配信サービス独占でガンガン配信しはじめていますし、「映画」というビジネスの重心が動画配信サービスにシフトしはじめているのは否定できない事実だと思いますが。
既存の映画会社が、これまで共存共栄だった映画館を敵に回すビジネスをするのかどうかというのは、これまでメーカーがECに踏み切る際に小売店から総スカンを食らっていた以上の反発が予想されるわけで、なかなか悩ましい判断のはず。
視聴者としては自分の好きなときに好きな方法で見たいという思いもありつつ、映画館の映画で育った昭和の世代としては、映画館が減ってしまうのも寂しいという複雑な思いです。
実際には、映画館は映画館ならではの価値を本気で追求していかないといけないのは間違いないですが・・・この映画を再撮影しない限り、わたしは許したくありません。アメリカもお商売はわかりますが節操がないのでは。
【追記】中国の方のリアルなコメントを拝見して...なんともはや。中国の方の映画評はきついですからね。
あと、中国外交部の趙報道官の反論は以下です。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4076146.html
いつもの御題目でした。