サウジ政府系ファンド、中国アントＩＰＯに出資検討＝関係者

［ドバイ　１０日　ロイター］ - 中国電子商取引大手アリババ<BABA.N><9988.HK>傘下の金融会社アント・グループが計画する新規株式公開（ＩＰＯ）について、サウジアラビア政府系ファンドのパブリック・インベストメント・ファンド（ＰＩＦ）が出資を検討している。事情に詳しい２人の関係者が明らかにした。

アントは先月、香港証券取引所と、上海証券取引所の新興企業向け市場「科創版（ＳＴＡＲ）」に上場を申請。ロイターが先に関係者の話として伝えたところでは、ＩＰＯの規模は最大３００億ドルと過去最高額に達する可能性がある。これまでで最高額のＩＰＯは、サウジ国営石油会社サウジアラムコ<2222.SE>が昨年１２月に２９４億ドルを調達した案件だった。

関係者によると、アントは金融アドバイザーを通じてＰＩＦに出資を打診したもよう。１人の関係者は「ＰＩＦは出資を考えている」と述べた。

ＰＩＦはコメントを拒否し、アントはロイターの問い合わせに回答しなかった。

コメント

注目のコメント

• 片平 知宏

  NewsPicks編集部 記者

  ・2020年09月11日

  これは、ラウジアラムコ294億円を上回る過去最大の調達額300億円に向けて、アントの追い風になるニュースではないでしょうか。
  
  アリペイはしっているけど、運営会社アント・グループはまだしらないという方には、図解で分かり安くまとめています。ぜひご覧下さい。
  
  【完全解説】上場目前、アントはなぜ15兆円企業になれたのか
  https://newspicks.com/news/5189781/
• 宮脇 健

  独立系FP / プライベートバンキング 国際ファイナンシャルプランナー

  ・2020年09月11日

  注目のアントIPOにサウジ系のファンドが名乗りをあげてきましたか。
• 鈴木 和希

  政府系のファンドって凄いなぁ。中東の国のあり方って頼もしくもあり、とても興味をそそられる。