ＬＶＭＨもティファニー提訴、買収断念巡り訴訟合戦に
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注目のコメント
松本さんがコメントされているデラウェア州について…
米国の上場企業や、米国外の上場企業の米国子会社の多くは、本店登記をデラウェア州にしている。デラウェア州の会社法や関連する制度整備が評価を受けて、多くの会社が登記していることがさらに集まる（企業法務関係者の習熟度含め）という状態になっている。
https://corplaw.delaware.gov/jpn/why_delaware/ちなみにデラウェア州で提訴されているのは、直接的には、両者の合併契約上、デラウェア州法が準拠法とされており、デラウェア衡平法裁判所が合意管轄裁判所とされているからかと思います。なお、今回の訴訟でそれぞれどこの事務所がついているのかは不明ですが、合併契約締結の際は、Tiffany側にSullivan & Cromwellが、LVMH側に（私が以前勤めていた）Skadden, Arpsがついていたようです。
何故に米デラウェア州なのでしょうか？
≪ＬＶＭＨは声明でティファニー側の提訴に驚いたとし、「積極的に会社を守る意向だ」と表明。配当金の支払いなど、新型コロナ流行中のティファニー側の事業管理方法にも異議を唱える考えを示し、米デラウェア州でも提訴すると明かした。≫
