[ワシントン 9 ロイター] - 米マイクロソフト<MSFT.O>は米大統領選挙の民主党候補、ジョー・バイデン前副大統領の選挙コンサルティング会社に対し、ハッカーの標的になっていたと警告した。関係筋が明らかにした。
マイクロソフトはロシア政府と結びついたハッカーによる攻撃の可能性が高いと判断しているという。
関係筋によると、ワシントンに拠点を置くSKDKニッカーボッカーが過去2カ月にわたってハッキング攻撃を受けていた。同社は選挙戦略や情報発信などでバイデン氏や他の有力民主党議員に助言を行っている。
関係者の1人は「(同社のネットワークは)うまく防御されており侵入は許さなかった」と述べ、攻撃は失敗したと明らかにした。
別の関係者はバイデン氏の選挙陣営が狙われたのか、SKDKの別の顧客が標的だったかは明らかでないと述べた。
マイクロソフトの広報担当者はコメントを控えた。