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沖縄に限ったことではないと書いてあるとおり、私も九州の大学で教えていた時に似た経験をしました。地元出身の学生が多い大学では、まさにこの電気をつけずに、寒くてもエアコンもつけずに、ただ暗くて寒い部屋で黙って待っている、ということがよくありました。
その時に気がついたのですが、彼/彼女らは、自分たちで現状を変えられるという実感がないということでした。高校までの教育のことを少し聞くと、「雨の中でも体育祭のために行進の練習をさせられた」など、いつの時代かと思うような軍隊のような教育を受けていました。それが「伝統」なんだそうです。「自分はどんな理不尽なことでも我慢できる自信がある」と語る学生もいました。この時に自分の無力感を感じたのは事実です。
でも、彼らに出来ることを一つずつ実感してもらったら、段々変わったように思います。しかし、このことは、何か自分の中の彼/彼女らの背後にあるものへの怒りの中でもがくことでもあり、とても疲れました。
教育の現場に限らず、いくつもここの記事で書かれていることを形を変えて見聞きしたなあと思います。
何よりも自分の痛みに気がつくことが、自分を愛する第一歩ではないかと思います。そのことから初めて欲しいし、そのことを子どもたち、学生たちに実践していく責任を感じるものでした。
格差社会と言われる理由は、経済の自由化やITの発展によって、やる気を持ってチャレンジし、成功した一部の人が20世紀には絶対になかったような富(量ではなくプロセスとして)を手に入れる一方、大多数の人たちが「無意識に」現状維持を志向して、いろいろなことを人のせいにしながらチャレンジせずに生きているからなのだと理解しました。
周囲の人に合わせるのが合理的で、目立たないように息を潜めていなければならない社会は、どれほどまでに息苦しいのでしょうか。樋口さんのレポートから、東京にいる人間の目に入っていない、日本社会の「一つの現実」を目にした気がしました。
これまでの複雑な歴史的背景の上に成り立ってきた文化なので一朝一夕には変わらないと思いますが更なる発展のためには避けて通れない課題だと感じます
記事にあるとおり、沖縄に固有の問題ではなく日本全体の問題ですよね。
自分はそこまでの同調圧力を感じたことはないのですが、特に”ゆとり世代”は横並びを美徳とする教育を受けてきたこともあって、目から鼻に抜けるような賢い子がいる反面、はみ出すことを極端に恐れる子が多い印象でした。
母校(高校)のラグビー部のコーチをしていたときも「なぜ、もっと自分を出さないのだろう?」「彼はもっと◯◯なプレーをしたいはずなのに、なぜやらないんだろう??」という歯がゆい思いをずっとしていました。
ひとりひとりと話して問いただしてみたら、自分を出したり、周りからはみ出すことを恐れたり、という強烈なメンタルブロックが働いていることがわかりました。
それに気づいてからは、コーチとして(実際はバックスコーチなので技術やプレーを指導することがミッションなんですがw)選手たちのメンタルブロックをいかにはずしてやるか、これだけに情熱を注いでいました。それができたら勝手に強くなりますので。
「愛の経営」ですか。うんうん。わかります。