[ワシントン 9日 ロイター] - 米上院民主党トップのシューマー院内総務は9日、追加の新型コロナウイルス経済対策法案を巡り、コロナ危機で苦しむ国民の支援を巡り共和党への圧力が高まると見通し、可決の可能性は高いという考えを示した。

シューマー氏はCNNで、与野党の溝が埋まらないのに法案が可決されると思うかとの質問に、「多くのものを省いたこの法案に民主党が屈しないことが分かれば、共和党は圧力を感じる可能性が高い」と述べた。

上院共和党トップのマコネル院内総務は8日、同党が過半数を握る上院で週内にも追加の新型コロナ対策法案の採決が行われると述べていた。

共和党側によると、法案はマコネル氏が7月に提唱した1兆ドルから3000億ドルに規模が縮小され、10日に採決される見通し。

シューマー氏は「国民のニーズを満たさない非常に貧弱な法案には賛成しない。共和党は修正した法案を示し、再びそうする可能性が高い」と述べた。