[ブリュッセル 8日 ロイター] - 欧州連合(EU)高官によると、11日に開かれるユーロ圏財務相会合(ユーログループ)では、新型コロナウイルス危機からの景気回復に向け継続的な財政支援を表明する見通し。

高官は「今は財政刺激策を撤回する時期ではないということで幅広い合意がある」と指摘。

「議論はむしろ、刺激策をどういう手法や形式で維持するか、短期的な緊急措置や流動性対策から長期的な投資活動にどうシフトさせるかということが焦点になるだろう」と述べた。

EU各国は、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)以来、すでに3兆7000億ユーロを超える経済支援策を発表し、長期的な対策向けに1兆3000億ユーロを追加した。

また会合では、経済統合の深化を通じて回復を支援する方法についても議論する予定だという。