[モスクワ 7日 ロイター] - ロシアのノバク・エネルギー相は7日、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は、今月の会合で減産合意の順守率が低い国について協議する可能性があると明らかにした。

OPECプラスの協調減産の順守状況を検証する合同閣僚監視委員会(JMMC)の議長国を務めるサウジアラビアは、イラク、カザフスタン、ナイジェリア、アンゴラなど順守率の低い国に対応を求めている。

ロシア通信(RIA)によると、ノバク氏は「9月17日のJMMC会合で、順守率が低い国を巡る問題が討議される」と述べた。

OPECプラスは現在、日量770万バレルの協調減産を実施。12月まで継続する。

ロシア大統領府によると、プーチン大統領はサウジのサルマン国王とこの日、電話会談を行い、OPECプラスの減産合意の実施状況にともに満足していることを確認した。