[ソウル 7日 ロイター] - 韓国サムスン電子<005930.KS>は7日、天津市にある中国唯一のテレビ工場での生産を11月末までに終了すると発表した。

同社は8月にもコンピューター工場の生産停止を発表しており、このところ相次いで中国から生産拠点を移転させている。

先に発表していた、生産拠点における効率性向上に向けた取り組みの一環だとしている。

聯合ニュースによると、同工場の従業員は300人。サムスンは従業員数についてコメントを控えたが、従業員と生産設備の一部は維持する予定だという。

これにより、サムスンが中国に持つ生産拠点は蘇州市の家電工場と半導体工場、西安市の半導体工場のみとなる。