• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

シェールガス革命「米投資家は敗者、日本もリスク」

日本経済新聞
5
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


のアイコン

注目のコメント

  • エネルギーアナリスト/ポスト石油戦略研究所代表

    当時、日経新聞本誌ではシェールガス革命の楽観論しか書かせてもらえなかったので、日経QUICK記事の転載という形をとって載せて頂いたものです。おそらく、こうした論調が日経新聞に載った初めての記事だったと思います。その後の展開は、、、


    一部抜粋

     ――シェールガスが日本で注目を集めている。

    「シェールガスに特化した米企業に資金を出した投資家が現時点で最大の敗者と言っていい。米国ではシェールガス投資の評判が低下しており、次の『買い手』として日本に話が来ている状況だ。日本向けに出てくる話は期待をあおるものが多く、米現地からみれば『2周遅れ』の話も多い。逆張りスタンスの方が良いのではないか」

     ――米国がガス輸出大国になるという意見もある。

    「米国が一大ガス輸出国になるというイメージはあまり無い。米国に100年分の天然ガスがあるという意見も一部であったが、この数字は確認埋蔵量(リザーブ=経済性を確認した民間生産予定量)ではなく、全資源量(リソース=経済性を無視した存在資源量)だ。回収率を考慮したシェールガスのリザーブは10年分程度とされる」

    「米国はカナダからのガス輸入量が減少傾向で、この減少に勝るペースで国内ガス生産を増やさなければ輸出までたどり着けない。需要が急増しているメキシコに回す必要もある。純輸出国になるとしても20年ごろに少し輸出できる程度だが、現時点で国策としてLNG輸出を拡大する意志はなく、個々の業者の行動を認可するかどうかというところだろう」

     ――ガス輸入は国内エネルギー事情を救うとの声もある。

    「米国をガスの安定供給源と考えるのはリスクが高い。米政府はガス輸出を強制的に止める権利を持つ。そもそも日本のガス輸入は東南アジアや中東、ロシアなど9カ国で9割程度と調達先は分散している。米国からの輸入による多角化メリットは大きくない」

    「確かに日本の輸入価格は約17ドルと高いが、米価格を3ドルとしても液化など輸送コストを考慮すると9ドルくらいになる。最近話題になった電力とガス企業の共同購入もどれだけ購買力を発揮するかは不透明だ」


     ――結局、シェールガス革命とは何か。

    「米国はガスを含めた資源安を活用し、産業競争力を再び取り戻そうとする戦略を取っていくだろう。目先数年は米国が資源価格面で一人勝ちできる。これがシェールガス革命だと考える」


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか