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iPhone、iOS 13.7でも新型コロナ接触確認アプリ「COCOA」は必須、厚労省が呼び掛け

経営戦略

2020/09/07 16:00

 厚生労働省は、Appleがスマートフォン「iPhone」向けに公開した、最新の「iOS 13.7」にアップデートしても、新型コロナ接触確認アプリ「COCOA」を利用するよう呼び掛けている。

iOS 13.7にアップデートしても接触通知を受け取るには接触確認アプリ
「COCOA」が必須

 iOS 13.7のアップデート内容には、新型コロナウイルス感染症の陽性者と接触した可能性について、通知を受け取ることができるようになる旨の説明が記されている。ただ、日本で接触通知を受け取るには、COCOAが必要。接触確認の機能が標準搭載され、アプリ無しでも接触通知が受け取れるかのような誤解も生まれているようなので、注意したい。

 厚労省は、「接触確認アプリ利用者向けQ&A」で、「iOS13.7では、接触確認アプリをインストールしなくても接触の通知を受け取ることができると聞きましたが、本当ですか。」という質問に対し、「iOS 13.7でも、接触確認アプリがなければ新型コロナウイルス感染症に陽性と診断された方との接触について通知を受け取ることはできません」と回答している。

 また、接触確認アプリをインストールしていない端末をiOS 13.7にアップデートした場合は、インストールし利用規約などの同意をして利用を開始しなければ接触通知の機能は利用できないとしている。

 接触確認アプリ「COCOA」により新型コロナの陽性者と接触した可能性がわかることで、検査の受診など保健所のサポートを早く受けることができる。ただ、9月4日17時の時点で、ダウンロード数が約1609万件、陽性登録者数が590件。まだ国民の10%程度にしか浸透していない。厚労省は、利用者を増やすことで、感染拡大の防止につながると期待しているが、普及にはまだ課題があるようだ。