ユニクロ運営のファストリ、H&M抜き世界2位に(利益ベース)見えた“世界一”の背中
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注目のコメント
ZARA率いるインディテックスとユニクロのファストリの頂上決戦になりましたね。
2社はよく「ファストファッション」として括られることも多いですが、実はビジネスモデルも商品戦略もマーケティング戦略も大きく異なります。
インディテックスの売上に対してファストリはまだまだ1兆円の開きがありますが、10年後はわかりませんね。
マーケットの広がりの観点から、ファストリが世界TOPの企業になるという見方が堅い気がします。
詳しくは以下のnoteでも解説しています。
数字で見る「ユニクロ vs ZARA」|森 雄一郎(Yuichiro Mori) | D2Cスタートアップ起業家・ブランドプロデューサー|note
https://note.com/yuichiromori/n/n841d139efb0a先日ユニクロのEC関連投資年間300億円(=店舗投資の2倍を投入)というのが記事になっていましたが、ZARAも同じくEC・デジタルへの巨額投資を進めていますね。今の売上高の比較よりもこの辺りのデジタル投資でどこが先を行くか次第で市場の絵姿が大きく変わりそうです。全世界共通のECプラットフォームというのは簡単ではないので、各国でいかに上手くデジタル化をインプリしていく体制を作れるか、という点でも差が出てきそうです。
>2020年中には本社のあるスペインのアルテイショに東京ドームの1.4倍の広さを誇るオンラインスタジオが整備される予定。同時に無線自動識別(RFID)タグの全ブランドへの導入も進む。コロナ禍で、こうした取り組みのスピードが増した。6月には最大で全店舗の16%に当たる1,200店を21年までに閉鎖すると発表した。
しかし、この閉鎖は非常に前向きな戦略に基づいている。実店舗のEC拠点化である。すでにスペイン北部の都市ビルバオでは18年5月に旗艦店をオープンさせ、周辺の小型店4店舗を統合した。売上高は4店舗合計を上回り、在庫も2割以上削減したスクラップ&ビルドである。小型店を中心に1,200店をクローズし、大型店450店舗を出展計画であり総売場面積は逆に増やしてゆく。ファーストリテイリングと世界一のインディテックスはまだ売上規模で差がありますが、ユニクロとZARAのブランドで比較すると、ユニクロがZARAを超えるのは時間の問題だと見ています。
ただ、ZARAを傘下に抱えるインディテックスがスゴイのは、規模もさることながら、その実、規模ではなく「収益性」と「生産性」なんですよね。
インディテックスはファストリより圧倒的に利益率とキャッシュコンバージョン(CCC)が高い。
いや、ファストリも十分立派なレベルなんですが、インディテックスのCCCに至ってはマイナスなので、先にお金が入ってくるモデルになっています。
詳しくはこちら↓からどうぞ♪
『アマゾンとZARAは「CCC」がすごい』
https://newspicks.com/news/3932313/
ファストリが近年DXに振り切っているのは、こうした課題にチャレンジするためでもあります。