要介護リスク、15の質問で発見 「フレイル健診」開始(NIKKEI STYLE)
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フレイル健診とは、75歳以上の高齢者を対象に、要介護になる手前の状態かどうかを判断する健診です。15項目の質問票で要介護の“予備軍”を見つけ、個別指導や医療機関の受診につなげるのが目的です。
フレイルの特徴として、可逆性があることです。つまり早期覚知し、介入する事でフレイル(脆弱な状態で要介護に陥りやすい)のところから健康といわれる状態まで持って行くことができるということです。
更にこの検診は国保のデータベースに登録され、国保のほかのデータと統合されることで、自治体などの保険者単位で様々な解析が可能です。日本の本格的なEBPM(エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング。証拠に基づく政策立案)の夜明けも近いのではないかと一人で興奮しています。
しかしフレイルという言葉はまだ市民権を得るに至っていません。医療、介護関係者もフレイルを要介護状態であったり、サルコペニアの状態であったりとまだまだ共通理解に到達していません。
今後こういった記事がたくさん出る事や、フレイル予防の社会的処方、社会的施策が出ることを期待してます。
下記の医療関係者向けの雑誌ではありますが、フレイル健診の口腔機能について解説しています。サンプルで自分の章は読めてしまうのでよかったら読んでみてください。
キーワードは、医科歯科連携を活用し、要介護を食い止めるです。
https://www.yodosha.co.jp/gnote/book/9784758123488/index.html