Epic、「フォートナイト」のAppleアプリストアでの復活を裁判所に申し立て
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問題の発端は、アプリストアの手数料高にあり、対策として外部決済を組み込んだ。
外部決済を残したまま、AppStoreに復活するのが、Epic Gamesにとって最良の結果になる。
外部決済を削除しろ、Appleに手数料を払えといった批判もあるでしょうが、Epic GamesがAppStoreに復活するために争わなかったら、何のための行動だったのかと思ってしまう。
ブラウザーゲームにすれば良いのかもしれませんが、ブラウザでストリーミング・HTML 5ゲームを配信しているヤフーゲームプラスに対して、SoftBankも巻き込み運営を妨害した疑惑があった。ヤフーゲームプラスは予定していたリリースを出来ずに尻すぼみとなり、今月の23日にはサービス終了となる。
Steam Link、xCloud、Xbox Game Pass、Facebook GamingなどのストリーミングプラットフォームはAppStoreで許可されていない。
Appleは特にゲームカテゴリーにおいて、ストリーミング、ブラウザの利用を警戒している。Fortniteもブラウザで、ストリーミングでというのは簡単だが、iOSプラットフォームに関しては、それすらも安泰とは言い切れないと思います。
『公取委、アップルを調査 ゲーム配信でヤフー妨害か GAFA独占、革新の壁に -』
https://newspicks.com/news/3248289/
ヤフーゲームプラスは終了するので紹介しても仕方ないですが、何をしようとしていたのかは4Gamerの記事に書かれているので、興味のある方は見てください。
『作り手が,少しでも自由に,より新しいものにチャレンジしやすい環境を作りたかった——Yahoo! JAPANが満を持して放つ“第3のプラットフォーム”は,HTML5を最大限活用した「ゲームプラ… -』
https://newspicks.com/news/2377756/えっ、こんな規模あったのに逆らったのか… 売り上げどのくらい落ちたんだろう??凄いな…
30%が高いか否かではなく、クレジットカードやPayPal、Stripなどサードパーティ決済を認めてユーザーに選択肢を与えるべきというEpicの主張は正当だと思う
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アプリ削除以来、フォートナイト全体のDAUは60%以上減少したという(フォートナイトにはiOS版以外に、PC、Mac、Android、PlayStation、Xbox、Nintendo Switch版があり、登録者数は合わせて3億5000万人以上)。Epicによると、iOSはフォートナイトで最もユーザーが多いプラットフォームで、1億1600万人以上の登録ユーザーがiOSでゲームをプレイしているという。また、iOS版ユーザーの63%は、iOS以外ではフォートナイトをプレイしていないとも説明した。この問題ずっと考えてきましたが、やはり決済手段の解放が落とし所だと思います。
Apple以外の決済手段となるとセキュリティ云々の話が出てきますが、物販など自社決済が使えるジャンルが既に存在する以上根拠としては弱い。
自社決済が認められるとKindleやNetflixなど現在決済を迂回している大手のアプリは決済をアプリ内に組み込むでしょうから現在よりもUXは向上するはずです。ユーザーにとってはメリット。
Apple自体も自社の30%という料率は引き下げざるをえないでしょう。他の決済手段と並び立つことで他と比較してもリーズナブルと思える水準まで下がるはずで、Appleの決済を継続するにせよ他の決済に移行するにせよデベロッパーにとってもメリットが出てきます。
そして30%という料率が何年も変化していない以上、現実問題として競争は働いていないわけです。米国でのiPhoneのシェアは3割程度ですが、6割超のAndroidでも似たような料率で変化していないわけで、非競争性が疑われる両者まとめて独占禁止法の対象になるのではと思います。Epicも訴状で独占禁止法を最初に持ち出しています。
他方で決済手段の解放はAppleにはデメリットしかないかもしれませんが・・・まあ真っ当な経営努力の範囲でどうにかして下さいということで。