中国外相、欧州取り込み難航 チェコ議長訪台で「恫喝」露呈
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中国国内で歓迎される「戦狼外交」と言われるような強硬な対外姿勢は、国際的には非常識で失笑を買うばかりでなく、米国との切り離しという中国本来の目的を台無しにするものです。
中国国内社会の感覚と国際社会の感覚、さらには国際社会における中国のステータスについての中国社会の認識と国際社会の認識があまりにズレているということでしょう。
そしてそれは、中国共産党が自らの政策が正しかったと主張したいがために「強くなった中国」を自国民にアピールしてきたからです。
しかし、これは中国だけの問題ではありません。日本も経験したことです。日本は、二度と同じ過ちを繰り返さないために、中国の意図や能力だけでなく、国際社会の感覚、さらには各国の思惑等も理解する努力をしなければなりません。YouTubeにもありますが、チェコ上院議長のビストルチル氏の「私は台湾人です」という演説はなかなか痺れましたね。
欧州諸国は、生き残りをかなりシビアに考えています。
しかし、同時に自分たちの主義も大切にしている。
だからこそ、台湾を応援する国もあれば、中国にベットリ行かないと我々は生きていけないと明言する国もある。
皆さん、大変正直で頭が下がります。
これだけ生きることと自分たちの主義に忠実な方を見ると、本当に日本の立場が近いうちにひっくりかねないなと身が引き締まる思いです。チェコは中国に対し大幅な貿易赤字、経済的依存度が低いため、中国からいじめられるても大したことはありません。依存度の高い国には難しいでしょうね。ただ、インドやオーストラリアのように依存度が高いがためにいじめられるても、人権など普遍的な価値観を大切にする姿勢を曲げない国が出始めたのがコロナ後の新しい展開です。