(ブルームバーグ): 4日の米国株市場の時間外取引で米テスラの株価は一時8%の大幅安。同株が今年急騰する中でS&P500種指数銘柄への採用が期待されていたが、実現しなかった。テスラは7月に発表した4-6月期(第2四半期)決算が4四半期連続の黒字となり、S&P500種への採用に向けた最後の大きなハードルを乗り越えた後で、クレディ・スイスのアナリスト、ダン・レビー氏らが4日にテスラ株の追加が発表される可能性があると述べていた。同指数にはオンライン市場を運営するエッツィと半導体検査機器メーカーのテラダイン、医療関連会社キャタレントが採用された。H&Rブロックとコティ、コールズが除外される。時間外取引でエッツィは一時4.8%高、テラダイン3%高、キャタレント3.6%高。 S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズのスポークスマン、レイ・マッコンビル氏は同日、S&P500種指数について、四半期ベースで調整するが、構成銘柄はより頻繁に変更される可能性があると電話で語った。

原題:Tesla Falls After Anticipated S&P Inclusion Proves Illusory (1)(抜粋)

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