英国、有料レジ袋の価格を7円から14円に倍増へ（オルタナ）

コメント

注目のコメント

• 松沢 優希

  日本IBM サステナビリティ担当 シニア・マネージング・コンサルタント

  ・2020年09月05日

  海洋プラスチックが騒がれる以前からレジ袋有料化施策を進めており、有料化後にはレジ袋85%減を達成させたとしてロールモデルとなっている英国。
  今回のレジ袋値上げは、新型コロナウイルスによって起こったマイバッグからレジ袋への揺り戻しに対応するためと言われています。
  
  一方で、プラスチックストロー、マドラー、綿棒等の使い捨てプラスチックを2020年4月から基本的に使用禁止とする措置を、新型コロナウイルス対応で延期したことで環境団体等より批判を受けていました。
  この使い捨てプラスチック規制も10月よりスタートとなりますが、医療用や障碍のある人のプラスチック製ストローや、医療・科学的調査などのための綿棒の使用は許可するなど柔軟な対応となっており、制度的参考になると思っています。
  
  英国ではリサイクル素材30％未満のプラスチック包装に対する課税も導入予定となっています。これは先日決定したEUの「リサイクルされないプラスチック包装廃棄物への税」とは別の観点の政策で、マテリアルリサイクルが進まない大きな理由であった再生材利用用途にアプローチできるものであり、注目しています。