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【独占】メッシがバルセロナ残留宣言!葛藤の果てに「バルセロナは僕の人生の一部」

アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、バルセロナ残留を『Goal』に明言した。

12年ぶりの無冠に終わった昨シーズン終了後、メッシはバルセロナに正式なトランスファーリクエストを提出。新型コロナウイルス検査やプレシーズンのトレーニングにも姿を見せないなど、その意思は確固たるものであると考えられてきた。

しかし、契約の内容からバルセロナを退団するためには契約解除金の7億ユーロ(約880億円)が必要な状況に。家族の思いなども考慮したメッシは引き続きバルセロナでプレーすることを表明した。『Goal』スペイン版の編集長ルベン・ウリアとのインタビューで、メッシは思いの丈を明かしてくれた。

以下に続く

「僕がクラブに、会長にバルサから出たいと言ったのは事実だ。バルセロナには若い選手や新しい力が必要だと思っていたし、自分としてもバルセロナでの時間は終わったと思っていたんだ。だけど、自分はこれまで常にここでキャリアを終えたいと言ってきた」

「自分にとってあまりにつらいシーズンだった。トレーニング、試合、ロッカールーム、多くの場面で苦しみを経験した。新しい目標やチャレンジに踏み切るときが来たとも思っていた。バイエルンに大敗したUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝の結果もあったからね」

「だけど僕はバルセロナに20年もいる。もはや自分の生涯とは切っても切り離せない間柄になっているんだ。家族にもバルセロナから出るつもりだと伝えた。そうしたら妻や子供たち、みんなが泣きだしたんだ。子どもたちには学校もあるし、環境を変えたくないと頭をよぎった」

「まず、契約解除には7億ユーロ(約880億円)という巨額の契約解除金が発生する。そして自らで契約解消できる日付が6月10日だったという事実があり、それが過ぎた。新型コロナウイルスの影響でシーズン期間が先延ばしになった。クラブと法廷で争うことは、できなかった。バルサは僕にすべてを与えてくれた愛するクラブであり、自分にとって人生をともにしたチームなんだ。すべてを与えてくれたし、自分もここで尽くした。そんなバルセロナを相手に法廷で争うなんてできないと思ったんだ……」

「一度ここを出たいと思ったことは確かだ。だけど、ここで最善を尽くすのが自分の本心だよ。新しい監督がやってきて、チームがどうなるかまだわからない部分もあるけど、そこはちゃんとしっかりいい方向へと向かうように見ていきたい。僕が言えることは、新しいシーズンもバルセロナでプレーするということだ」

「2020年はひどい時間だった。(新型コロナ)ウイルスで苦しく、つらい時間を過ごした人が数多くいるよね。家族や友人を失った人だってたくさんいるだろう。彼らがなくしたものに比べたら、自分の置かれた状況は致命的ではないからね。これから状況が好転することを願っているし、つらいことや不幸な状況にある人たちに、少しでも勇気を与えられるよう、自分が力添えできたらと思っている。だから、世の中が正常の方向に向かってほしいんだ。それは僕が心から願っていることだよ」

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