会見する飯泉知事＝徳島県庁
徳島県の飯泉嘉門知事は４日、臨時会見を開き、３日に新型コロナウイルス感染が確認された男女４人の詳細について発表した。このうち１人は、１日に感染が確認された徳島市の８０代男性が受診した医療機関の２０代女性事務職員。男性と接触があったとして検査を受け、陽性と分かった。残りの３人は感染経路を調査中としている。
県によると、新たに感染が分かったのは▷阿南市の２０代女性医療機関職員▷鳴門市の７０代男性▷徳島市の７０代女性▷同市の２０代男性会社員。
２０代女性は医療機関で主に事務処理を担当。受け付け業務を行うこともあり、８月２５日に８０代男性がリハビリで訪れた際に接触したとみられる。
７０代男性は２１日に４１・４度の熱が出て救急搬送され、県内の医療機関の個室に入院。２２日にＰＣＲ検査をしたが陰性だった。入院が長引いたため、抗原検査を受けた結果、陽性と分かった。
７０代女性は無症状だが、別の病気で医療機関に入院する前に検査を行い、陽性と判定された。
２０代男性会社員は２４日夜から鼻づまりや味覚・嗅覚障害があり、２７日に検査を受け、陰性と判定。症状が続くため医療機関を受診し、検査の結果、感染が分かった。２５日以降は出勤せず、自宅で待機していた。
