【徹底解説】JDI・白山工場売却の舞台裏、運命の分かれ道はこうして決まった
コメント
注目のコメント
良い記事。あまり日本のメディアの記事では指摘が無いが、LGは競争が激しくなりすぎてモバイル用の液晶パネルからは撤退してるのが全てを物語っている。LGはトップが変わって以降、トップダウンで撤退交渉を進めて赤字ビジネスからは脱却しようとしている。iPhone SE2や11はまだこれからも年間で数千万台は売れるビジネスだから単価さえ割りに合うのであれば続ける余地はある。シャープはそこにうまくハマっていけばよいが。
Appleビジネスはトヨタビジネスと似てはいるが為替変動リスクや引き取りなどの面ではトヨタほどサプライヤーの面倒は見ないし競争の激しいモバイルビジネスでサプライヤーを厚遇し続けることは不可能。
石川県自体は森元首相含め自民党の地盤があり、いろんな意味で利益誘導がある土地だろう。日本各地にある製造業の工場はおおよそはそうした利権と絡んでいることが多い。
また、元々JDIのAppleビジネスを引っ張ってきたのはiPod向けの頃から付き合いのあった東芝モバイルディスプレイ。彼らの製造本拠地が石川県であり、能美工場も石川県に建てられた。製造系では東芝系人材の声が強かったということなのだろう。細かい部分で恐縮だが、数値を見る限り少なくともLG DisplayがJDI以上の経営危機であるということは全くない…
『「LGはJDI以上の経営危機で、液晶をやめて有機ELに特化する戦略」(業界関係者)で、JDI、シャープと並ぶアイフォーン向け主要サプライヤーの撤退は基幹部品不足への懸念を深めた。』