日本の子ども、幸福度が最低水準 ユニセフの38カ国調査
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この手のランキングはセンセーショナルに報じられますが、中身を見ないといけない。国によって幸福の感じ方には違いがあるのに、乱暴に一つにまとめて単純に平均値比較をすることは危険性があります。レポートをみるとmental well-being(幸福度)は日本は37位。ちなみにphysical health(健康度)は1位ですがヘッドラインには載らず、丁寧には解釈されていないことも興味深いのですが。
well-beingスコアはPISAが採用しているもので、0点を最低の生活、10点を最高の生活として思い浮かべてもらい、あなたは何点かと聞くものです。どういうものを0や10として思い浮かべるのかには文化差があります。日本は子どもだけではなく大人の調査でも「ぼちぼち」という回答になりやすいという事実があります(平均6点程度)。人並み感を重要視する傾向が高いためです。
PISAの調査では子どもの学力と幸福度に負の相関があると示しており、過度な教育が子どもに負担をかけているというように読みとれるようなレポートになっていますが、学力が高くて幸福度が低いのは東アジアの国々が集中していました。もちろん東アジアの文化に問題があると考える解釈もできるでしょう。しかしながら測定されている幸福感の指標には、他者との調和やバランス志向性などの東アジア的な幸福の価値は含まれていないことにも注意が必要です。設問内容によって評価はかなり左右されそうですが、
幸福度に大事なのが『自己肯定感』で、
日本人は自己肯定感が育まれにくい環境にあるとはとても感じます。
子育てにおいても『自己肯定感』を育むように、ということは忘れないように心がけてます。子供の幸福は大人の責任。
大人が落第点をもらっている日本。
幸福は相対的なものなのか絶対的なものなのか?この価値感を作っているのも我々大人たち。
幸福度ランキングは年々下がり続けていく日本。
その原因に私たち大人が気づかないと。
昨年ある研修で2099年の子供の幸せを考えるというお題でディスカッションとプレゼンをする機会をいただいた。子供たちにアンケートを取ったら昭和期に子供時代を過ごした私たちと価値観が全く違っていた。
押し付けちゃいけないと痛感。
でも変わらないものもあった。それは「自分の可能性に期待できること」未来への夢は幸福の原動力。それを身近にいる大人が信じて応援してあげること。押し付けるのではなく。
昨日のこのニュースにも考えさせられる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b869f85afdcf84812a63dae3785b585abab1cced