「シンギュラリティ」到達はいつ?AIの進化で気づかないうち経過
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『世界の中心で、愛をさけぶ』『世界の中心でAIをさけぶ』などの著作で知られる作家・片山恭一さんのシンギュラリティ(技術的特異点)についての考察です。
たぶんそれは到達するかしないかではなく、「いつ」到達するかの問題なんだと思いますが、片山さんは到達自体を気づかないまま、いつの間にか社会の中に溶け込んでいると見通します。例えば、カメラがアナログからデジカメに進化したことで、「誰でもスマホで簡単に美しく鮮明な写真が撮れるのは、カメラがAI化したから」と見立てます。こうした変化が日常のあらゆるシーンで見られるようになるはずです。
では、どうすれば?片山さんは続けます。「あと10年か20年か後の人たちは、世界が様相を変えたことにすら気づかないかもしれない。変化が目にとまる時代を生きているぼくたちが、いま考えられることを考えて、未来の世代に残さなければならないと思う」。
後生から見たら今こそ人類史の転換点だったのかもしれません。