消波ブロック4万個、コロナ訓練…関西空港の災害対応、ハードもソフトも

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2018年の台風21号で浸水した関西国際空港=2018年9月4日、本社ヘリから幾島健太郎撮影
2018年の台風21号で浸水した関西国際空港=2018年9月4日、本社ヘリから幾島健太郎撮影

 関西国際空港が2018年9月の台風21号で一時孤立し、浸水被害により3日間閉鎖される事態に陥ってから4日で2年になる。関空は22年度の完了予定で浸水防止工事を進め、このうち護岸のかさ上げは20年度中に完成させるなどハード面の対策強化に取り組んできた。全ての災害に対応する新しい事業継続計画(BCP)を策定し、BCPに基づいて孤立を想定した訓練も実施。7月の訓練では新型コロナウイルスへの対応も盛り込むなどソフト面の充実も図っている。

 関空は台風21号の高波で最大270万立方メートル(京セラドーム2杯分)の浸水に襲われた。滑走路が冠水し、地下の電源設備が海水で被害を受け停電。強風で流されたタンカーが対岸とつながる連絡橋に衝突し、約8000人が取り残された。

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