2020/9/23

【秋元里奈】暗黒時代。事業で大事なのは、タイミング・人・戦略

株式会社ビビッドガーデン 代表取締役社長
新型コロナウイルスの感染拡大で多くの食材が売り先をなくし、生産者は悲鳴をあげた。すぐに送料の一部を負担する支援プログラムを立ち上げ、生産者をサポートしたのが、オンライン直売所「食べチョク」を運営するビビッドガーデンだ。

直近5カ月で登録生産者数は3倍、ユーザー数は17倍、月間流通額も35倍と急成長。社員十数人のスタートアップながら、7月から初めてのテレビCMを放映したほか、8月には6億円を資金調達するなど注目を集める。

秋元里奈社長は神奈川県相模原市の農家の生まれ。やりたいことがないことがコンプレックスだった彼女が見つけた心から打ち込めるものは、自分のルーツの中にあった。農業界を革新するレジェンドを目指す秋元社長の仕事の哲学とは。(全7回)

孤軍奮闘の暗黒時代

2016年11月、晴れてビビッドガーデンを創業しました。25 歳でした。
ここから17年8月にオンライン直売所「食べチョク」を正式リリースするまでの10カ月間、社員ゼロ。まさに孤軍奮闘の暗黒時代でした。