山梨も予備選実施へ 「党員の信頼裏切れない」

 安倍晋三首相の後継を選ぶ自民党総裁選で党員・党友投票の見送りが決まったのを受け、山梨県連は1日、党員による独自の予備選を実施して、県連に割り当てられた3票の投票先を決めると発表した。

 甲府市の県連事務所で記者会見した皆川巌会長代行は「党員を勧誘するときに総裁選の投票権もあると言って集めており、党員との信頼関係を裏切れない」と語った。

 任期中に総裁が退陣したケースは、最近では平成19年の第1次安倍内閣、翌年の福田康夫首相があり、山梨県連はいずれも予備選を実施。往復はがきで投票を行い、3票を得票に応じてドント方式で各候補者に配分した。

 投票権を持つ県内の党員は約1万5千人。県連は2日に選挙管理委員会を開き、前例を軸に予備選の実施方法を決める。

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