連結納税制度の廃止とグループ通算制度への移行
KPMG
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メモ:
> 「ポイント
▪️「連結納税制度に代わり適用されることとなるグループ通算制度とは」
グループ通算制度の背景には、連結納税制度の下での税額計算が煩雑過ぎるといった指摘があった。税制改正により導入されるグループ通算制度とは、完全支配関係にある企業グループ内における損益通算を可能とする基本的な枠組みを維持し、制度の簡素化により、企業の事務負担の軽減を図りつつ、親会社の欠損金利用制限措置を設けて公平な税負担措置を講じたものである。
▪️「グループ通算制度への移行に際して留意すべき実務上のポイントとは」
連結納税制度を導入済の企業グループと、連結納税制度の導入を検討している企業グループとでは留意すべき実務上のポイントが異なる。双方、グループ通算制度移行後における諸要素を考慮する必要があるが、特に連結納税制度の導入を検討している企業グループにおいては、グループ通算制度の施行前に連結納税制度を選択・適用し、経過措置を利用してグループ通算制度に移行することで親会社の欠損金はグループで控除可能な欠損金として利用することができる。