パソナ、本社機能を淡路島に 東京集中の弊害回避
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淡路島の人口は10万人ちょっとなので、島民の100人に1人はパソナ社員ということになります。地域経済の貢献度はハンパないですね。
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コロナ云々の前から10年にわたり、各地方に分散投資してきたからできる技だと思います。単に「変わった会社」「最先端いってる」のようなレベルでは出来無いですね。
その背景には、「地域の人材」というテーマに着手してきた事が根強いと思います。地域の人材を育てなければ、地方創生などありえない、という意気込みやミッションは、この会社には、地方創生云々で行政マネーが出回る前から、ずっとありました。
また、経営陣の危機管理の意識の高さなのかなあと思います。農業や一次産業への投資や、地域にどんどん現場の人材を作り出し、いざと言う時、つまり大震災や自然災害などの予測不可能な事態にも、会社として雇用したものを守り対応していく思想があるのでは無いかなと推測します。
このようなシステム思考での危機管理ができる会社の価値は、こう言う事態になった時に即座に動きを作り出し、リスクヘッジに乗り出すことができ、今後上がっていくと思います。
経営陣の思想の深さに天晴れです。パソナは以前から本社の建物のエントランスに田んぼを作ったり、社内が畑になっていたり、となかなか特徴的な本社を持っていましたが、今回もある意味でその伝統に則った取り組みのように見えます。
また全然別な視点になると思うのですが、日本の地域経済の衰退は今後ますます大きな問題になります。今回の南部さんの出身が兵庫県だから、といったように、縁のあるところへ本社を移転するという流れを作る、というのは自治体側の誘致戦略という観点からも大事なことのように思います。「とりあえず上京して大企業に勤める」といった少し前の常識を、少しずつ溶かしていく契機になるといいなあ。四国出身の自分としても嬉しいニュース。コロナが与えた価値転換をプラスに捉えたいですね。