この連載について
NewsPicks人気連載が音声番組として復活。DMM.com亀山敬司会長がホスト役となり、毎回、経営者や文化人を招待。脱力系ながらも本質を突く議論から、新しいビジネスやキャリアの形について考えていく。
この記事の著者 / 編集者
この連載の記事一覧

【完結編】「亀っちの部屋」ゲスト49人、2年間の軌跡
NewsPicks編集部 309Picks

【DMM亀山×西村誠司】コロナを乗り越えた商売人の「ピボット力」
NewsPicks編集部 239Picks

【亀山×本田圭佑】改めて語る、僕が「経営」に熱中する理由
NewsPicks編集部 347Picks

【亀山×本田圭佑】まだ日本にない、投資の仕組みを作りたい
NewsPicks編集部 328Picks

【亀山×鹿毛 後編】商売を「当てる方法」は存在するのか
NewsPicks編集部 252Picks

【亀山×鹿毛】ヒットメーカーが語る「クリエイティブとは何か」
NewsPicks編集部 258Picks

【DMM亀山対談】誰も知らない「探偵業」の舞台裏
NewsPicks編集部 266Picks

【亀山×永井陽右】なぜ、命がけで元テロリスト更生をするのか
NewsPicks編集部 225Picks

【直言】途上国支援は「ビジネスで」やるべきだ
NewsPicks編集部 374Picks

【亀山×長坂真護】僕はガーナで「資本主義の正体」を見た
NewsPicks編集部 224Picks
50代半ばにして大学院を受講する亀山さんもすごいですし、その効用を教員の立場から理論的に裏付ける荒木さんもさすがの一言です。「仕事の方程式が見つかったときが、次の学びのタイミング」という言葉には、納得感しかありませんでした。
刺さる方には、大いに刺さる内容ではないでしょうか。日曜の落ち着いた時間に、ぜひともお読みいただきたい対談です。
日本人就業者の学習、自己啓発のための時間は1日6分であるとか、25歳以上の短期高等教育機関への入学者の割合が最低レベル(OECD平均37.4%であるところ、日本は4.6%)であるとか、とにかく「日本の社会人の学ばなさ」が指摘されがちです。
日本人は働きすぎなので、時間を捻出出来ない等の要因も当然あるのでしょうが、別の重要な視点として、「今後の世界においてどのようなスキルが求められるのか」「それに対して、今自分のスキルで充分か」をベースに、主体的に自分のキャリアを考える機会が少ないのではないでしょうか?
おそらく日本の終身雇用制度の弊害で、特にスキルアップしなくても解雇されることはないという意識であったり、仮に現状に満足していなくても転職するということが憚られる文化、みたいなものがあります。部署異動が本人の意思に関係なく決まるのもその一因かと思います。外資系もそうですし、海外では「より自分がやりたいこと」「より自分のスキルを必要としてくれるところ」に移っていく方が当たり前です。逆に会社側が「当社に来てくれたら、あなたにこんな成長機会を与えられます」と提示することが必要です(Employee Value Proposition)。
例えば、北欧では転職を支えるための教育制度が整備されていて、転職の必要が生じたら、授業料を政府が持つ形で、大学や専門学校に一生の間に何回でも通うことができます。その間の生活費も失業保険等でカバーされます。そういう形で新しい専門を学んでキャリアチェンジをして転職していくことが可能な仕組みが出来上がっています。ドイツも企業や商工会議所がそのような機能を提供しています。
単純に勉強の時間が少ない、という事象ではなく、日本の雇用の在り方、働き方も踏まえて、見直すタイミングなのではないかと思っています。
学ぶことで実務スキルが身に付きますが、その一歩手前で、学び直すという行動を起こせる「メタ・スキル」が必要かなと。
僕もブレインテック事業の立ち上げに興味があって、今月から大学院生に混じって、理研の脳科学塾に通います。
新しい学び直しは、今までの経験が活きず少し不安ですが、それ以上にワクワクが大きいです。
脳科学塾ルポ〜入塾審査に合格
https://note.com/ray_30cm_ns/n/n518e12d7ec5d
新渡戸稲造の言葉をもじって
知識(MBA)より見識(自頭・知恵)
学問(大学院)より人格(パーソナリティ・アントレプレナーシップ)
人材(ビジネスエリート)より人物(カリスマ)
そのサイクルを回すと、構想が生まれ易くなる。
亀山さんグロービス いらしてたんだ。
その姿を想像するだけでなんだかすごい。
俺のクラス受けてほしかったなー