ゆるく軽やかにつながって暮らす 私たちの「ホーム」: 日本経済新聞
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注目のコメント
吉田さんや江頭さんなど、建築Pickerの皆様のコメントも是非伺いたい記事!
都市部集中、核家族化、「お隣さん」との関係性との希薄化。高度経済成長期以降のこれらの動きは一種の必然だとも感じるが、全員に合うわけではない。
特にここ30年、所得の伸びが止まり、共働きが増えていることは、地域社会での新しい関係性の再構築への後押し要因だと思っている。どういう関係性が良いかは、個々人や世代による違いはあるが、金額・機能だけではない豊かさ・価値観に目を向けたり重視する人が増えている印象がある。取引のある不動産会社の中にユニークなところがあって、まず何といっても「建物」が風変わりで、100人ぐらいが出入りするコミュニティハウスといった感じ。カフェなどでも通用する落ち着いたインテリアやテーブル、椅子などがあります。不動産業よりも「コミュニティ」関連の活動が多く、近所の人が日替わりで昼食を作って提供していたり、農産物の交換などもしていたりする。シェアハウスの建築にも力を入れているようです。青豆ハウスの青木さん、そこの講演会でお見かけした憶えがあります。
建物にゆとりなどのコンセプトがあると、その居心地の良さは人間関係の煩わしさをも乗り越えて、自然な心地よさとして昇華していくようになります。住宅展示場などに行くと通常では住めないような広さのモデルハウスがありますが、ハード面の工夫が行き届くとソフトの面までスムーズになるのは、単なる日常生活にとどまらず、コミュニティのあり方としても参考になる。形から入るのも、1つの方策ですね。
大きな空間の中に共用設備が充実して、複合家族のように大勢で生活をする。つながりが密でなくても、一定の「居場所」ができている感覚が芽生えます。一見すると核家族化前の昔の風景かもしれませんが、それは未来の多様なスタイルの中の1つの形としても大いに発展する可能性があると感じています。コロナの影響でシャアハウスの状況がどうなのか分かりませんが、ここ数年はシェアハウスの認知度高まり、コストに対する部屋のパフォーマンスも高く、若い人を中心に増えている印象でした。こういう緩いつながりっていわゆる昔のご近所づきあいに近い印象で、深く入らないけど、近くにいるからなんか安心的な感じですよね。