新型コロナウイルスの情報を検閲していたWeChat、その全貌が調査レポートで明らかに
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まだ新型コロナが中国で発生したばかりの頃、北京在住の友達に、WeChatで「コロナで大変そうだね!?」と何気なく送ったところ、普段はすぐに返信してくれる友達から返事がありませんでした。
その後、そのことには触れずに何度かやり取りしていますが、もしかして、あれは「検閲」だったのか、それとも互いの身を案じてスルーしてくれたのか。。調査レポートを出したCitizen Lab、今年の春にZoomの弱い暗号化や中国国内サーバーとの通信を明らかにしてZoomの安全性に関する一連の議論のトリガーを引いたグループです。
上に政策あれば下に対策ありで、政府による検閲をこの様に可視化するのは面白い。引用されたレポートではCOVID問題の進行と共にどのようなキーワードや画像が検閲されたのかタイムラインで追っています。Citizen Labの名前は検閲の対象になっているのかな。
先日別件の記事で検閲は産業育成に効果的というような意見を散見しましたが、検閲は効果云々以前に突き詰めれば国民に対する信頼と尊厳の問題だと思うんですよね。
COVIDに関しては日本でもその情報発信のあり方を巡り様々な問題や議論がありました。コロナ疲れ故に思わず「検閲、いいかも」なんて声も出るかもしれませんが、守るべき基本線は変わらないと思います。