米個人消費、7月は1.9%増 所得持ち直し 回復に不安も
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ちなみに8/14発表の小売統計の7月季調数値をみると、前年比+2.7%、ガソリン・自動車・自動車部品を除いた数値では+3.9%。
ECを中心とした無店舗小売が前年比+24.7%、ガソリン・自動車・自動車部品を除いた小売全体に占める構成比は17.9%→21.3%まで増加。ECを除いた小売の前年比を計算すると-0.5%。
ある程度リアル店舗での消費も戻っているが、ECが圧倒的。
https://www.census.gov/retail/marts/www/marts_current.pdf個人消費に関しては確かに抑えられていた需要の一時的な反転の要素が強い。都市部では厳しいロックダウン体制がひかれていたが、その緩和によるもの。悪化した雇用状況に回復の兆しは見えずファンダメンタルは厳しそうだが、11月の大統領選に向けトランプ大統領が更なる経済対策を打ち出す可能性もあり、足元急激な経済の落ち込みは表面的には避ける展開になるのでは。
今月までは調子がいいのは予想できたと思いますが、議会の交渉が成立せず追加失業給付600ドルがストップした今月以降の数字が重要です。ただし、州の失業給付は続いており(例えばCA州の場合、週450ドル)、さらに大統領命令の400ドルが追加されるので、州によっては7~800ドルになり、来月も実際のところはそこまで落ちないかも知れません。永濱プロのご指摘の通り、消費マインドが悪化しているわけですが、生活にはお金がかかるので、どうなるでしょうか。貯蓄マインドになっているのは確かだと思います。