2020/9/1
【異例】なぜ今「野党議員の映画」に注目が集まるのか
安倍首相の退陣で政界が揺れる中、「一人の野党議員」への注目が、密かに高まっている。
立憲民主党会派に所属する、小川淳也・衆議院議員。当選5回の中堅議員だ。
小川淳也(おがわ・じゅんや)
1971年香川県高松市生まれ。高松高校・東京大学を経て、1994年自治省(現総務省)に入省。2005年初当選。民主党→民進党→希望の党を経て無所属。立・国・社・無所属フォーラムに属し、立憲民主党代表特別補佐を務める。著書に『日本改革原案』。
1971年香川県高松市生まれ。高松高校・東京大学を経て、1994年自治省(現総務省)に入省。2005年初当選。民主党→民進党→希望の党を経て無所属。立・国・社・無所属フォーラムに属し、立憲民主党代表特別補佐を務める。著書に『日本改革原案』。
小川氏の選挙戦を追ったドキュメンタリー映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』は、6月に都内2館で封切られた「単館系映画」であるにもかかわらず、8月までに全国63館で上映され、2万人を超える動員数を記録するなど、異例のヒットを飛ばしている。
小川氏は東京大学法学部卒業後、1994年に自治省(現総務省)に入省したが、次第に「官僚では社会を変えられない」と感じるようになり、2003年、32歳で民主党公認候補として衆議院選挙に出馬。
最初の選挙は落選したものの、2005年の総選挙で比例復活で初当選。民主党政権が誕生した2009年には総務大臣政務官を務めるなど、順調にキャリアを積み上げてきた。
しかし、民主党の下野以降 、活躍の機会は制限され、現在まで野党議員として苦渋の日々を送っている。
映画では、2003年に家族の猛反対を押し切って出馬を決意したところから、2017年の総選挙で「野党再編」の渦に巻き込まれ、苦悩しながらも「希望の党」公認候補として選挙戦を戦った姿までが描かれている。
議員人生の大部分を野党議員という立場に甘んじながらも、17年間「社会を良くしたい」という信念を貫き続けられるのはなぜか。監督の大島新氏と、小川議員本人に話を聞いた。
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