2020/8/29
【新説】戦略より物語。コンサルの役割が変わった
「戦略とデザインとデジタルが一体化し始めている」
デザイン会社として日本で初めて東証マザーズ上場を果たしたグッドパッチCEOの土屋尚史氏は、近年、大手コンサルティングファームがデザインファームやマーケティング企業を買収する機会が増えている理由をこう説明する(以下記事参照)。
経営参謀として外部から戦略の実行支援を行っていたコンサルの価値は、今ではクライアントと共に「事業をつくる」パートナーへと移り変わった。
そんな中、若いコンサルタントは何を意識してキャリア形成をしていけばいいのか。
プロジェクトを共にすることが増えているデザイナーやエンジニア、データサイエンティストなどとは、どんな違いを生むべきなのか。
この問いに対して、戦略デザインファームBIOTOPE(ビオトープ)の佐宗邦威氏は、「触媒」というキーワードを挙げる。
拡大再生産を続ければ成長できた時代が終わった今、新しい価値を生む触媒型のコンサルタントに必要な思考とアクションとは何なのかを、佐宗氏に聞いた。
INDEX
□ なぜ、戦略より物語が大事なのか
□ デザイン経営への誤解
□ 企業を動かす「文脈」を見つけろ
□「生産する組織」から脱却させる
□「ミツバチ人材」を仲間にせよ
□ 効率と遊びの両立という難題
□ なぜ、戦略より物語が大事なのか
□ デザイン経営への誤解
□ 企業を動かす「文脈」を見つけろ
□「生産する組織」から脱却させる
□「ミツバチ人材」を仲間にせよ
□ 効率と遊びの両立という難題
なぜ、戦略より物語が大事なのか
── 佐宗さんは、以前から「戦略思考」だけでは差別化が難しくなると提唱しています。限られたパイの中でシェアを争う戦略ゲームは、成長曲線の関係で頭打ちになってしまうと。
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Editor's Choice
この連載について
このコロナ禍、あらゆる産業が大変革を迫られている。その担い手となるコンサルタントの守備範囲も、「戦略のアドバイザー」から「事業を共創する実践者」へと様変わりした。この大変化の中、コンサル希望者や現役コンサルが意識すべきキャリア戦略を考える。
時価総額
78.4 億円
業績
