一斉休校、あの騒動は何だったのか。「学校」と「教師」の転換点にするために必要なこと
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注目のコメント
今回のやり方での一斉休校は失敗だったと私は総括しています。
もちろん一斉休校を実施したことで、国全体に危機意識を伝える効果はありました。しかし、そのために子どもたち・学校・家庭が犠牲になりました。
文科省にも相談なしに一斉休校を決めた官邸主導の政策によって「学びを止めるな」って言葉がバズワードになるのって、本当はおかしいですよ。あと1週間でも準備する時間を取れていれば色々違ったと思います。
その後のポジティブな変化は一斉休校のおかげではなく、各所でのコロナ対策の結果であり、教委・学校・NPO・企業など現場のがんばりのおかげです。政府関係者はそのことを忘れず今後に活かしていただきたいです。
なお、コロナによる教育の変化については以下の記事にまとめていますので、参考までに。
https://newspicks.com/news/4898321?ref=user_137439先生はこれまでのように一方的になりがちな知識伝達型の授業をする「指導者」ではなく、分からない子がいたら支援し、進んでいる子もフォローする「伴走者」になっていくと思います。
→まあ、これはほぼ全ての教育関係者が共有しているビジョンですよね。ビジョナリー藤原和博さんなんか、10年前からおっしゃってるが、ようやく認識だけでもみんな追いついてきたところ。
私もその当時、いやいや中高生以降は可能かもしれないが、小学校低学年なんて、絶対無理ですよ、と言ってた組。しかしコロナ対応で、「やらざるを得ない!」と決意して、全学年オンラインにしたら、案外やれることを実感。
基本はハイブリッド路線(一応両輪で行きながら、状況に応じて全部オンライン化など)だが、10月からは、全てオンラインと決め込んだオンライン教室も開校するが、反応は上々だ。一斉休校騒動があって、子どもたちや 保護者も教育関係者も「これからの教育の在り方」を真剣に考えるきっかけになりましたね。
それだけでも大きな成果ですが、カタリバオンラインが生まれたり、N高の中等部や高等部に入学する人が数千人規模で増えたり、少しずつ地殻変動が起きていますね。
今様々な教育サービスの開発が進んでいますが、少しずつ近代学校教育の限界が露わになり、保護者も生徒も危機感が生まれ、変化が加速すると思いますよ。僕は今起こっている変化にかなり期待しています。