[27日 ロイター] - 米国の新型コロナウイルス感染症による死者が27日、累計18万人を突破した。一方、ロイターの集計によると、先週1週間の死者は前週比で17%減少し、1日当たりの平均死者数も数週間ぶりに1000人を下回るなど、改善の兆しも垣間見られた。

入院者数やコロナ検査の陽性率も右肩下がりの状況にあるが、学校再開に加えて冬に向けて屋内での集まりが増加すれば、感染が再拡大する可能性があると専門家は懸念している。

アイオワ、ミネソタ、ノースダコタ、サウスダコタの各州ではこの日、新規感染者数がこれまでの最多を記録した。

先週1週間でノースダコタ州の感染者は前週比30%増、サウスダコタ州では50%増、アイオワ州では約7%増、ミネソタ州では4%増だった。

米国のコロナ感染者数は累計580万人超と世界で最多。

また、カリフォルニア、コネチカット、フロリダ、テキサス、ニュージャージー、ニューヨークの各州はこの日、コロナ検査を減らす計画はないとし、米疾病対策センター(CDC)が前日示した新たな新型コロナ感染症の検査指針には従わないと表明した。

CDCは前日、コロナ感染者と接触しても無症状であれば検査を受ける必要はないと提言。政治的動機に基づく決定として、批判の声が上がっている。

*内容を追加しました。