東京圏、初の人口流出 7月転入減、コロナ影響か
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自分の知り合い・知人が実際に、東京から地方、郊外に移っている例がある。通勤しなくていいのであれば、地方や郊外の方が快適なのかもな。田舎、郊外、都市部、都心の中では、やっぱり私は都市部か都心がいいなあ。
注目のコメント
総務省の人口移動報告は、サイト冒頭説明の通り、1カ月間の転入と転出を差し引きした結果の報告になります。
https://www.stat.go.jp/data/idou/index.html
したがって、今年7月だと、外国人の出入国による影響はほぼないですから、国内移動で東京圏・東京都からの転入減かつ転出超となった状況が考えられます。表3でみると、日本人だけの移動者数でも東京圏からは転出超になっています。
https://www.stat.go.jp/data/idou/sokuhou/tsuki/index.html
ニュースの出元まで調べるのは面倒ですし、誤認に悪意はないと思われます。ピックアップサイトの利点を上手く生かしていきたいものです。
ただ、ひと時の転入減でとやかく騒ぐ必要ないとの見方は、私も同意します。関東大震災で、東京圏から大阪圏への移動が増えた時期がありますが、結果的に、戦争期をはさんで東京圏への集中に戻ったことは、周知の事実かと思います。本記事の元データである総務省人口移動報告では以下のように結論づけていますね。
「5月は就職などで東京都への転入が多い20~24歳などの年齢階級での移動の減少が大きく影響しましたが、7月は幅広い年齢階級で転入を控える動きがあった一方で、転出は大きく減少しなかったことが東京都の転出超過に寄与したことがうかがえます。」
つまり出ていく数は微減だったが、入ってくる数がコロナの影響で大幅に減少した為、人口輸出超過となったということなようです。
コロナの影響として東京から地方への転出が起こるということを言う方も多いのですが、少なくともこの統計ではそのような兆候は見られないと言っていいと思います。
私も訳あって東京近郊のベットタウンと都心部の二つに生活拠点がある身ですが、その肌感覚でもコロナ後に故郷の近郊都市に人が戻っている気がしません。
不動産は専門外なので断定的な事は言えませんが、様々なデータを見るに、東京一極集中はコロナ後も進むと考えた方がいいと感じます。