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注目のコメント
4週にわたって韓国コンテンツの中身から、ビジネス的アプローチや産業全体について色々お話させていただきました。本当にありがとうございました。
今回で最終回となりますが、最終回では日本で大人気中の韓国ドラマ『愛の不時着』、『梨泰院クラス』のほか、ぜひ見てほしい、聴いてほしい、読んでほしい韓国コンテンツを10つ紹介しました。
面白いのは、韓国国内で人気を集められた作品と海外で人気が出る作品が少し異なる時があることです。その中でも国ごとの人気作品が違ったりすることもあり、その現象を見ると各国の社会に求められるメッセージ性なども見えてきます。
今回紹介する10つの韓国コンテンツはどちらかというと韓国コンテンツの入門的なコンテンツらとなります。もっとマニアックな作品も面白いのがたくさんありますが、もしかして初めて見た韓国コンテンツがドラマ『愛の不時着』か『梨泰院クラス』で次に何を見るべきなのかを悩んでいる方々におすすめしたいものを選ばせていただきました。
暑い日々が続いていますが、家の中で韓国コンテンツの旅へと出かけてみてはいかがでしょうか。4回にわたって色々お話させて頂いた韓国コンテンツの戦略や背景などを思い出しながら見てみるとさらに面白いと思います。ぜひチェックしてみてくださいね。韓国コンテンツ特集、第4回となる最後は、ハンナさんが選び抜いた10作品。ドラマ、映画、ミュージックビデオ(MV)、そして文学。ここ2、3年の韓国コンテンツと世相を反映する作品です。韓国だけを反映するものではなく、日本や他の国でも共感できるような共通の話題や課題と合致しています。
本連載はハンナさんと編集部で二人三脚ですすめてきました。私自身、韓国コンテンツは、なぜ人の心を捉えて放さないのだろうかと何度も考えました。
その根底にあるのは「赦し」ではないかと思っています。
韓国コンテンツは群像劇と言えます。脇役にも強い人格が与えられ、見る人が登場人物のだれかに自分を投影することができます。
10作品のうち(詳細は記事をご覧下さい笑)、一つだけ触れると「椿の花咲く頃」は私の大好きな作品です。まさに「赦し」そのもので、「小さき者の強き心」に光りを当て、地位や金銭に関係なく、そうした心持ちこそが幸せな人生を送れること教えてくれます。自然と心にこみ上げてくるものがある作品。
さらに探したい方は、気に入った俳優、作家、監督の名前で検索して「芋づる式鑑賞」をお勧めします。帰ってこられなくなるほどハマるかもしれませんが笑
経済メディアという視点からの私のオススメはこちらです。
・映画「国家破綻の日」(2018):アジア通貨危機に襲われた韓国。当時の韓国社会(のみならず他国にも近いものがある)を理解することができる。
・ドラマ「ジャイアント」(2010):大河ドラマ的超大作。韓国の高度成長期「漢江の奇跡」を背景に、ゼロどころかマイナスから建設会社を起業する主人公の姿。
・映画「工作 黒金星と呼ばれた男」(2018):1990年代の核問題を背景テーマとした北朝鮮に対する諜報工作。
個人的なイチオシはIU出演作品、そして時代劇です。その両方がかけ合わさった作品が「麗」です。時代劇かつ「〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」というキラキラしたサブタイトルから、特に男性は感心をもたないかもしれませんが、テーマは非常にシリアスでむしろ男性を惹き付ける内容だと思います。
また、「トガニ」、「ハン・ゴンジュ」など、シリアスすぎる実話に基づいた映画も是非、ご覧頂きたい作品です。映画にできる凄みを感じました。周囲に反対された「トガニ」を実現した俳優のコン・ユさんは尊敬に値すると思います。コンテンツの紹介、有難いです。知らないものもあったので。「梨泰院クラス」「愛の不時着」の他、記事にあるドラマと映画は全て観ましたが、本当によくできてると感じます。最近見終わった「サイコだけど大丈夫」は、コ・ムニョンの服にも注目してみるとまた違う楽しみがあります。毎回、着てる服が興味深い。
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