米ウィスコンシン州抗議活動の銃撃で2人死亡、17歳少年を逮捕
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ウィスコンシン州ケノーシャという、あまり大きくはない都市で、3日間に渡って抗議行動、というより暴動が続いています。夜になるとあちこちで焼き打ちが起こり、3日目には17歳白人少年が、抗議行動参加者2名を射殺する、という出来事が起きました。
事の起こりは、8月23日に、この都市で、黒人のジャコブ・ブレイク氏が警察による逮捕にナイフで抵抗して車に乗って逃げようとしたところを、背中から7発撃たれた、ということです。ブレイク氏には、家庭内暴力の容疑で逮捕状が出ていました。撃たれた時、車の中には彼の子供3名が乗っていました。ブレイク氏は、命はとりとめたもののの、半身不随は免れない状況のようです。
こうして、ケノーシャでは3日間に渡る抗議行動・暴動が続いています。30キロ離れたイリノイ州の自宅から自分で車を運転してケノーシャにやって来て、自動小銃で2名を射殺した17歳の白人少年は、別に単独で突発的に行動したわけではありません。
SNS上では、「今こそ我々は自衛しなければならない」という白人民兵組織(ミリティア)の呼びかけが非常に多く見られます。米国人には、自衛(self-defence)という言葉が好きな人がかなり多いです。実際、各地の抗議行動でも、店舗やビルを護衛するということで、白人民兵組織が警察と並んで武装して巡回している様子が見られます。17歳少年も、この日他に多数の参加者がいた「自衛」行動に警察と共に参加していました。17歳少年は、明らかに興奮しており、メディアに銃口を向けて脅すなどしていました。さらに興奮して、2名を射殺して1名に重傷を負わせましたが、その場では逮捕されず、警察に自宅に帰され、翌朝逮捕されました。記事と塩崎先生の解説を読み合わせて、状況が分かりました。
何というか、アメリカはやはり病んでいるなぁと思います。
人種差別については、SNSが新しい手段としてネガティブに機能してしまうと、あっという間に浸透してしまっている実態が怖いと感じます。
しかし、17歳の少年、しかも隣の州から銃を持ってデモに参加とは…人種差別意識で歪んでいる人格形成されるのは怖いことです。Black Lives Matter
ジョージ・フロイドさんのような死亡事件が二度と発生しないよう、差別について向き合わなければならない。
このような事件が起こってしまう歴史は深い。
しかし、日頃から人種のみならず差別について考え、自分でできる行動をとっていくことしかできないが、尊重とか傾聴とか人を受け入れる態度から変えていかねばならないと思う。