LINEとヤフー統合 合弁会社名は「Aホールディングス」
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2020.08.25 15:06
【ソウル聯合ニュース】韓国インターネットサービス大手NAVER(ネイバー)の日本子会社LINEと、ヤフーを傘下に持つZホールディングスの経営統合を巡り、LINEとヤフーを支配する企業の名称が「Aホールディングス」に決まった。ネイバー創業者の李海珍(イ・ヘジン)同社グローバル投資責任者(GIO)が初代会長に就く。
IT業界によると、双方は先ごろ合弁会社の名称や取締役会の構成などを確定させた。
合弁会社のAホールディングスはネイバーとZホールディングス親会社のソフトバンクが折半出資するジョイントベンチャー(JV)で、Zホールディングスの筆頭株主となる。Zホールディングスの下にLINEとヤフーがそれぞれ子会社としてぶら下がる構造だ。
Aホールディングスでは李海珍氏が会長を、ソフトバンクの宮内謙社長が代表取締役社長をそれぞれ務める。取締役は5人で、両氏のほか、LINEの黄仁ジュン(ファン・インジュン)最高財務責任者(CFO)とソフトバンクの藤原和彦CFOが加わる。残る1人はソフトバンクが選任する予定だ。取締役会を率いる議長は未定。
日本の「国民的通信アプリ」のLINEとポータルサイト最大手のヤフーは昨年11月に経営統合を決定した。統合により、グローバルインターネット産業を主導する米国勢、中国勢に対抗する戦略だ。
両社はそれぞれの事業領域で相乗効果を追求し、人工知能(AI)、電子商取引、フィンテック、広告など多方面で積極的に事業を広げていく計画にしている。
LINEとヤフーの経営統合は来年3月に完了する予定。当初は今年後半を目指していたが、新型コロナウイルスの流行で遅れている。
tnak51@yna.co.kr