[ロンドン 23日 ロイター] - ジョンソン英首相は23日、夏休み明けとなる9月に子どもたちを学校に戻すよう保護者に呼びかけ、新型コロナウイルス対策として実施したロックダウン(都市封鎖)からの国と経済の回復を支えるうえで学校復帰は重要な一歩になるとの見方を示した。

首相は、「学校で新型コロナに感染するリスクは極めて低い。子どもの成長と健康、福祉にとっては、これ以上学校から遠ざけられることのほうがはるかに有害だ」との声明を発表。

「したがって、子どもたちを教室に戻し、学習したり友達と過ごしたりさせることは不可欠だ」とした。

英国の学校は3月に閉鎖され、生活に不可欠な業種に従事する保護者の子どものみを受け入れていた。その後、6月に少数の児童・生徒を受け入れて再開していた。

政府は経済回復促進のため保護者の職場復帰を推奨しており、子どもの学校復帰はこれを後押しする効果があるとみられている。