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ベネズエラや、イランなどもそうですが、政府が軍と警察を掌握している限り、10万人がデモを起こしただけでは政府は倒れません。これは、近代的な政府機構を持つ国についていえることで、10万人のデモ隊が迫れば逃げ出す程度の軍や警察なら、デモだけでも倒せます。ベラルーシの軍と警察は、ソ連時代から、十分に訓練されています。
 軍と警察の離反が起きるか、政府側の内紛が起きるか、さもなくば、政府が退陣をやむなくされるだけの外圧が無ければ、政府が存続します。
 ベラルーシに圧倒的な外圧を押しつけることのできる国はロシアだけです。米国やEUは、そこまでのコスト、軍を送って血を流すことも含めたコストを払ってベラルーシ政府に圧力をかけるだけの動機も世論もありません。
 ルカシェンコ大統領はプーチン大統領に好かれてはいませんが、自分の政権存続を認めるように口説くことには、今のところ成功しています。
 デモ側は、ルカチェンコ政権に替わる、よりロシアの利益となるような政権プランを示すことはできていません。そもそも、統一された強力な指導部がありません。 
 デモ側は、ロシアを敵に回さないように、非常に慎重ではあります。自分たちが反ロシアではないこと、別に親EUや親米ではないことは、くどいくらいに協調しています。
 ルカシェンコ大統領は、この1か月の間で、選挙結果を大規模に捏造し、国民に銃を向け、死者を出しました。それだけでも、退陣を求められる理由にはなるでしょう。しかし、デモ側には決め手が欠けています。せめてより統一された指導部があり、軍や政府の要人たちと交渉して、ルカシェンコ大統領に引導を渡せるだけのパイプでもあれば、また違いますが。このままだと、大勢が集まって、歌って叫んで、解散する、という以上の圧力にはなりません。
政権側からはデモ隊の近くでルカシェンコ氏が銃を持って防弾ベスト姿でヘリコプターから降りてくる映像が配信されました。戦う姿勢を誇示するメッセージなのでしょうが。終幕は近いのか。
大統領選の結果をめぐって混乱が続くベラルーシの首都ミンスクで、ルカシェンコ大統領の辞任を求める大規模なデモが行われたそう。「参加者は10万人を超えたとの報道もある」混乱が続いています。