本田圭佑のブラジル現地通訳に聞く。「偉大なプロフェッショナルだよ」
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ビジネスにおいても、現地語通訳と自身の人間関係はとても重要です。日本語が流暢な通訳さえいれば、それだけで現地の人とのコミュニケーションは問題ないと思うのは、大きな間違いです。通訳の思考を歴史的、文化的、教育的背景から理解し、通訳者が理解しやすいように日本語で話すことが大事になります。ただ、それに以上に大事なのは、通訳される側と通訳する側の信頼関係と相互理解で、通訳を通じてのミスコミュニケーションが起こったら、それは自身の責任とするぐらいの意識を持って、日頃から信頼を構築しなければならりません。私は、短い海外駐在期間でしたが、このことを身をもって学びました。このインタビューを見る限り、さすが本田選手は、通訳及び彼の国(ブラジル)に心からの敬意を払い、信頼関係も完璧にできているように感じます。
ここ最近、日本のスポーツ界ではデュアルキャリアと言って、現役の頃から引退後のキャリアに対応できるよう準備をしていこうという考え方が広まりつつあり、本田選手はまさにその先駆けです。
ブラジルスポーツ界の文化は全くわかりませんが、何となく貧困層からサッカーで一握りの選手が這い上がり、億万長者になって夢を掴むみたいなイメージがあります。
本田選手の考え方がブラジルでどのように受け止められるのかわかりませんが、ブラジルのスポーツ文化に一石を投じるチャンスかもしれません。珍しい切り口のコラムですね。16歳のマテウス・ナシメントが昇格した時に本田が「学校には行っているのか」というくだりが印象に残りました。昼間からぶらぶら遊んでいる子供たちみてブラジルの発展の最大の課題が初等教育ってのを肌で感じたんでしょうね。
「ブラジルの恵まれない家庭の子供たちに教育の機会を提供するための意思とアイディアを持っている人に、今日から年末まで毎日、500レアル(約1万円)を贈呈する」ってすぐに行動に移すのも素晴らしい。
今後、現地の教育系スタートアップとコラボしたりして・・。