第二新卒がやばい・甘いと言われる理由は?就活は厳しくなるの?
「第二新卒はやばいって言われるけどホント?」
「第二新卒の就活は難しくなるの?」
企業側は第二新卒の方を「やばい」「甘い」と捉える人も多いため、転職ではどう立ち回ろうか悩みますよね…。
また多くの企業は今コロナの影響もあって、より即戦力の人材を求めています。
そんななか第二新卒のあなたが何も行動していないでいても、現実は変わらないままです。
ですが今回の記事を読めば、そんな事態も解消でき、転職成功の一歩を踏み出せることでしょう。
<今回の記事でわかること>
- 第二新卒がやばい・甘いと思われる理由
- 企業側が第二新卒を雇うメリット・デメリット
- 第二新卒で転職を成功させるには
- 第二新卒におすすめの転職エージェント3選
- 第二新卒の転職の最新動向
第二新卒がやばい・甘いと思われる理由3つ
第二新卒の方は以下の理由から「やばい」「甘い」と思われがちです。大変もったいない話です。
ですがすぐ解決できる問題でもあるため、できることから実践してみてくださいね。
- 基本的なマナーを押さえていないから
- 安易な気持ちで転職しているから
- ポテンシャル採用になりがちだから
- 主体的に動けないと見られているから
- 意欲や向上心が無いと見られているから
①基本的なマナーを押さえていないから
第二新卒は社会人経験の浅さも起因して、あまりビジネスマナーや面接マナーを押さえられていない人が多いです。
その結果面接で「こいつはやばいな…」と判断されて、転職失敗に繋がるケースも…。
ただマナーは覚えればすぐ修得できるため、まずは一通り覚えてしまいましょう。
マナーの他にも「報連相(最近では『確連報』もある)」「タイムマネジメント」「身だしなみ」などは押さえたいところです。
企業が第二新卒を採用するメリットは、すでに社会人としての基本マナーやスキルがあり、若く柔軟性が高い人材を採用できることです。
採用市場において、第二新卒はビジネスマナー研修などを受けており、社会人としてのベースができていることが前提とされています。#転職 #第二新卒
— 美夏(みか)@「20代転職相談」 (@hayashitenshoku) August 13, 2020
②安易な気持ちで転職しているから
「イヤな上司が職場にいたから辞めた」「給料が安くて…」「とりあえず転職したかった」など、安易な理由で転職するのはやめましょう。
パワハラ、いじめなど精神的なことを除けば、むやみに転職するのはおすすめできません。
職場にはさまざまな人がいて、全員と波長が合うとも限りません。むしろイヤだと感じる人は1人くらいいることでしょう。
「今の給料が安くて転職したい」という人もいますが、そもそも働き始めて間もないのにいきなり高給なケースはほぼありません。
「とりあえず、なんとなく転職した」なんて人はもってのほか。何をやりたいのか、何を実現したいのか曖昧な転職も、結局は早期退職に繋がりかねません。
面接で「ウチに就職してもどうせすぐ辞めるんだろうな…」と思われないよう、確固たる正当な理由をもって転職するのが吉ですね!
③ポテンシャル採用になりがちだから
第二新卒のほとんどは社会人経験が0に近いため、スキルや見込みがあるかを見られます。
つまり企業はポテンシャルを重視してくるんです。
ポテンシャルが見られるということは、それだけ熱意や将来性について言語化できないといけないとも言い換えられます。
今後第二新卒とか完全ポテンシャルな若手の転職はだいぶ厳しくなりそうですね。けど依然即戦力なら全然欲しいです、な温度感。
コロナのせいで全体として景気の落ち込みは避けられないけど特需的に潤う分野もあるわけだからね。そこへのビジネスチャンスを逃さないような陣容にはしておきたいですよね— kaos (@kaos15596482) March 25, 2020
④主体的に動けないと見られているから
自分から動ける人間、主体的に動ける人間はどの職場でも重宝されます。
ただ「指示待ち人間」と面接の段階で判断されたら、高確率でマイナスイメージを持たれます。
指示待ち人間にならないためには、「何をいつまでにすべきかを押さえる」視点が必要です。
この考え方を持っている人は新卒でもなかなかいませんが、押さえておけばライバルに差を付けられますね!
新卒や第二新卒が一人前になる為には
「いつまでに、何をやるべきかを把握しておく」ことが必要だと思う。
これができていないといつまで経っても指示待ち人間から抜け出せない— フジヤマ@上場経理マン×ジョブホッパー (@accout_taks) January 23, 2019
⑤意欲や向上心が無いと見られているから
ポテンシャル部分の重視と関係することで、その人の意欲や向上心も判断材料になります。
意欲・向上心をうまくアピールできれば、企業側も「すぐ辞めることはないな」と思ってくれて、有利に立ち回れますね。
これは、知ってしまえば簡単な事なのです。新卒や第二新卒に求められるものは、向上心やコミュニケーション能力などです。多少経験が浅くても、人と関わる力があり、やる気が伝われば採用されるケースが多いですね。
— 河西恭子 (@kyok_kas) November 23, 2010
企業側が第二新卒を雇うメリット・デメリットは?
転職活動に踏み切る前に、企業側が第二新卒者を雇用するメリット・デメリットを押さえておきましょう。
そこから逆算し今の自分には何が足りないのかを考えて行動すると、有利に立ち回れます。
逆に企業が第二新卒を雇うデメリットも把握しておけば、転職に当たってやってはいけないこともわかりますね。
企業が第二新卒を雇うメリット3つ
①コア人材を確保しやすくなる
第二新卒は技術・即戦力かどうかより、ポテンシャル面を重視されます。
しかも前職は1社だけで、企業の文化には染まり切っていません。
中途と比べると以上の点で採用メリットがあり、会社の考え方を受け入れられれば長期にわたって働けて、コア人材にもなりやすいんです。
※コア人材:事業の中心人物であり、他と替えがきかない人材のこと。
②教育コストの削減
第二新卒者は前職でOJTやビジネスマナー、電話対応など基礎的な部分は体得しているはずです。
それらに多くの時間を割かずに済み、教育にかかる時間的・金銭的コストを減らせます。
この時点でマナーが整っていなかったり、電話対応がニガテだったりするとライバルにさをつけられてしまいます…。
③短期間で即戦力人材として期待できる
マナーや電話対応など基本的なことは前職で教わっているため、少し転職先で仕事の進め方を教われば柔軟に対応できる可能性が大きいです。
半年か数か月程度で即戦力人材とみなされることもあり、第二新卒を欲しがる企業もあります。
企業が第二新卒を雇うデメリット2つ
①「一度は退職している」というリスク面
第二新卒は一度就職して、1度は退職している人材です。
しかも1年から半年近くで辞職したため、「また退職しちゃうんじゃないか…?」と見られかねません。
企業側からすればせっかく時間・お金をかけて雇ったのに、すぐ辞められるかもしれないと感じます。
その思いもくみ取って、ネガティブなイメージを払しょくできる立ち回りをしないといけませんね。
②企業側の柔軟な対応が必要
新卒者が相手なら業務について手とり足取り教えられ、コミュニケーションを育んでいけます。
ある程度経験のある中途採用者なら、これまで培ってきた技術力やノウハウを通じてコミュニケーションを形成できます。
その間に立っているのが第二新卒者。どちらにも属さなく企業からしても柔軟に対応していかないと、「あの第二新卒の子はウチの会社になじめるのかな…」と考えます。
第二新卒とのコミュニケーションで頭を抱える方って、結構多いんですよね…。
そこを逆手にとって、「自分はコミュニケーションを上手くとれますよ」とアピールできると、成功確率が上がりますね。
第二新卒で転職を成功させるには?【ポイントは6つ】
①最低限のマナーを押さえる
自分自身が企業で一緒に働きたいのであれば、最低限のマナー・礼節は押さえましょう。
職歴が浅くスキルに乏しいのであれば、まずは基本的な部分ができているかが大切です。
面接では電話対応、名刺交換、OJT研修の受講など、短期間中でも新卒社員のときに学んだことも話しましょう。
②転職先の会社で3年間は働くつもりでいよう
第二新卒として転職したら、だいたい3年間は転職先で働くつもりで臨みましょう。
第二新卒は学校を卒業して就職をして転職活動する人をさします。そんな第二新卒は特別枠みたいなもので、たった1回きりしかありません。
第二新卒として転職してまた転職すると、次転職する際に履歴書を見られたら「この人は長期間働くのが難しいのかな」と思われてしまいます。
マイナスイメージからのスタートはもったいないため、第二新卒者で転職するなら長期間の勤務は想定しておきましょう。
③第二新卒のベスト転職時期を見極める
「転職する時期なんて、別にいつでもいいんでしょ?」こうお思いのかたは要注意です。
第二新卒にもベストな転職時期があるため、必ず押さえましょう。
具体的には「1~3月」「7~9月」での転職をおすすめします。理由は以下の通りです。
<1~3月>
早期退職の新卒者分の求人が出るタイミングで、新卒・第二新卒をまとめて教育できるから。
<7~9月>
10月入社の人員を見越して、必要人員を見直す機会だから。
もしこの記事を読んだ時期が12月、6月ならもう少し待つと転職を有利に進められますね。
④企業が第二新卒に求めることを理解する
転職・就職を成功させるには、とにかく企業がどんな人材を求めているか知ることが需要。
第二新卒でも同じこと。相手の意向をくみ取って、少しでも自分が企業が求める人材だとアピールしないといけません。
多くの企業では共通して以下の3項目を重要視します。
- すぐに辞める人材ではないか
- 経営理念・社風には合っている人材か
- 仕事に対して強い意欲があるか
仮にやる気はあったとしても、雇うメリットがなければ採用なんてされません。
まずは企業が欲しい人物像を把握して、そこから逆算して面接対策や提出書類の準備に入りましょう!
⑤選考を受ける企業の評判をチェックする
せっかく第二新卒として就業できても、ブラック企業だったらまた転職しないといけません。
それでは非効率で時間がもったいないですし、ブラック企業でこき使われるなんてイヤですよね…。
そんなことがないよう、事前に就職を希望する会社の評判を見ておくのも大切です。
「口コミなんて誰が書いたものかわからない」と抵抗があるかもしれませんが、参考にはなります。無理に鵜呑みにする必要はありません。
転職サイトや転職エージェントの公式ホームページを見ると、それぞれのサービスを使って転職した人の体験談がありますが、それはあまり参考にしない方がいいです。
というのも良い口コミが大半を占めており、本音の部分が欠けがちだからです。その会社の良い部分、悪い部分の両方を見ましょう。
ユーザーの多いLighthouse(旧:カイシャの評判)やOpenWork(旧:Vorkers)を使うとリアルな口コミをチェックできるため、ぜひ確認してみてください。
⑥転職エージェントを使う
第二新卒の人はほとんどが転職初心者で、まず何から始めればいいのかわかりにくいですよね。
そんなとき誰かが寄り添ってサポートしてくれれば、スムーズに就業できます。
転職エージェントはそんな転職に不慣れな方にも使い勝手がよく、就業後までしっかりサポートしてくれます。しかも転職エージェントの利用は無料!
働く上での希望条件を徹底的に聞いてもらえますし、理想的な働き方を実現しやすくなりますよ!
次章では第二新卒におすすめの転職エージェントを、厳選して3つご紹介します。
どれも使い勝手の良い優良サービスなため、気になったものからぜひ使ってみてくださいね!
第二新卒におすすめの転職エージェント3選!
最後に、第二新卒におすすめの転職エージェント3選をご紹介します。
どれも口コミでの評判が良いため、使い勝手の良さそうなものから使ってみてくださいね。
①第二新卒エージェントneo
<第二新卒エージェントneoのおすすめポイント>
- 20代男女の第二新卒・既卒・フリーター向け!
- 営業・企画系の求人に強い!
- ブラック企業の求人は徹底排除!
運営会社 | ネオキャリア株式会社 |
---|---|
求人数 | 約170件 |
募集職種 | 営業・事務・技術営業・システム営業・人事・経理広報・宣伝・企画・営業事務・一般事務・店舗運営・販売スタッフ・サービス・編集・制作・デザイン教師・プログラマー・システムエンジニア・ネットワークエンジニア・カスタマーエンジニア・サービスエンジニアなど |
求人の掲載地域 | 東京/埼玉/千葉/神奈川/大阪/京都 |
第二新卒エージェントneoは20代男女の第二新卒・既卒・フリーター向けのサービスで、未経験者向けの求人を多数掲載。
掲載求人は営業・企画系がメインで、他にはエンジニア・IT職を中心に掲載しています。
しかもブラック企業の求人は徹底排除する体制をとっているため、安心して就職できるのも嬉しいポイントですね。
プロのキャリアアドバイザーが履歴書・職務経歴書添削、個別相談、求人紹介もすべて対応してくれますよ。
『第二新卒エージェントneo』の求人特徴・サービス評判まとめ▶▶▶
②就職カレッジ
<就職カレッジのおすすめポイント>
- 未経験者の就職に特化!
- 入社後の定着率が91.3%!
- 就職成功率は驚異の81.1%!
運営会社 | 株式会社ジェイック |
---|---|
求人数 | 不明 |
募集職種 | 営業、事務、デザイナー、エンジニア、総合職など |
求人の掲載地域 | 東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、愛知、福岡 ※期間限定で北海道(札幌中心)、宮城、兵庫、京都、広島の求人もあり |
就職カレッジも第二新卒・フリーター・未経験者に強いサービスで、社会人経験の少ない方が使いやすいサービスです。
転職後の定着率の高さもウリで、なんと91.3%もあるんです。入職後は長く働きたい方にもオススメですね。
加えて就職成功率も81.1%と高く、一般的な既卒・フリーターの成功率48%より各段に高いのもポイント。
書類選考は免除なため、職歴やスキルを重視されにくいです。そのため最短2週間で内定をもらえるのも嬉しい所です。
『就職カレッジ』の口コミ・評判・特徴・サポート内容まとめ▶▶▶
③ハタラクティブ
<ハタラクティブのおすすめポイント>
- 人柄重視の企業を中心に掲載!
- カウンセリング実績は60,000人!
- 社風・雰囲気に合った求人が見つかる!
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
---|---|
求人数 | 約1,800件 |
募集職種 | 営業、エンジニア、施行管理、デザイナー、事務、サービス・販売、企画など |
求人の掲載地域 | 東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、愛知、福岡 |
ハタラクティブも第二新卒、既卒、フリーターに強く、利用者の3人に2人が正社員経験の無い方です。
そのためスキルや経験に自信がなくても、安心して使えるサービスといえますね。
またカウンセリング実績は60,000人と、第二新卒の転職事情にはかなり精通しています。
ハタラクティブでは事前に職場の雰囲気や社風まで、徹底的に取材した求人を紹介してくれるため、納得のいく求人が見つかりやすいのも嬉しいポイント。
【最新動向】コロナで第二新卒の就活は厳しくなる?
結論、コロナ禍でも第二新卒の就活は厳しいながらもまだ可能性があります。
というのも「コロナの今は大企業などが採用を渋っているから、その分優秀な人材を獲得するチャンスだ」と捉える企業も増えているからです。
特に中小企業や大企業でこの傾向が見られます。むしろコロナのなか求人枠を増やす企業も出ています。
ただそれだけ戦力になる見込みがあればの話です。第二新卒であれば社員時代で培った力を踏まえて、うまくアピールすることが大事ですね。
まとめ~第二新卒の転職を考える~
今回は第二新卒がやばい・甘いと言われる理由について、詳しく解説してきました。
一度面接官から「この人は(悪い意味で)やばいな…」と思われたら、一気に失敗の方向へ加速してしまいます。
まずはゴールから逆算して何ができるかを考え、転職エージェントを活用しつつ転職活動に励みましょう!
また第二新卒の経験のもとづいた「すじこ」さんの記事もありますので、こちらも参考にしてくださいね。