首都圏マンション11カ月ぶり増 7月の新築発売戸数
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発売戸数=売れた数ではないことに注意。
新築マンションは顧客の状況を見ながら売出し戸数を調整するものです。4-6月の販売活動自粛による客だめができた結果の跳ね返りと見るのが妥当でしょう。
ちなみに首都圏中古マンションの8月度は、昨年同月比-2.4%(4月は-52.6%)、中古戸建ては+2.4%(4月は-41.5%)と、復調の傾向を示しています。
そして㎡あたり成約価格においては中古マンション+4.7%、中古戸建て-2.1%と、こちらも復調、中古マンションにおいては顕著な価格上昇も起こっている状況。この手のニュースに惑わされないようにしなければなりません。
マンションの完成タイミング、売主側の販売タイミングだけがたまたま重なっただけなので、発売戸数という指標だけでは何も意味を見出すことは出来ないです。むしろ都内の空き住戸が増えただけなのかもしれません。
不透明な業界なので可視化するのは難しいですが、販売坪単価、売却数・率、引渡し数などが見えないと何も語れないですね。