(ブルームバーグ): 米半導体メーカーのエヌビディアは19日、8-10月(第3四半期)の売上高に強気な見通しを示した。データセンター事業者からの需要拡大が理由。同社は発表文書で8-10月期の売上高が約44億ドル(約4700億円)になると予想。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均の39億6000万ドルを上回った。

新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務や在宅学習の流れが世界的に進んだことで、ノートパソコンの販売が活況となり、エヌビディアの画像処理半導体を使ったサーバーに依存するクラウドサービスの需要も拡大した。

5-7月(第2四半期)のデータセンター向け半導体の売上高は、前年同期比167%増の17億5000万ドル。同四半期の数字は同業メラノックス・テクノロジーズの買収も寄与した。ゲーム向け半導体の売上高は前年同期比26%増の16億5000万ドル。

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エヌビディア株の19日終値は前日比1%安の485.54ドル。現在の時価総額は約3000億ドルで、半導体最大手インテルを約1000億ドル上回っている。

原題:Nvidia Gives Bullish Forecast on Surging Data Center Demand(抜粋)

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