米国の住宅ローン延滞率が急上昇
note(ノート)
125Picks
コメント
注目のコメント
以下の記事によると、雇用回復と同時に延滞が改善しているようです。しかも、延滞率には1年間の支払い保留制度(連邦政府保証の住宅ローン)を利用しているホームオーナーのデータも含まれているようですので、逆に多少延滞は増えても当然かも知れません。
https://www.reuters.com/article/us-usa-economy/as-u-s-homebuilder-confidence-matches-record-high-mortgage-delinquencies-rise-idUSKCN25D1SI
懸念点としては、米議会でのコロナ支援案がまだ交渉中のため、州政府の通常の失業給付にプラスされる週600ドルの連邦政府の失業給付がストップしている事です。未だに10%の失業率ですので、交渉がさらに長引いて雇用の回復も遅れた場合は、今後住宅ローン延滞がさらに増加する可能性はあると思います。ただし、この記事にもある通り、不動産市場は4月以降リバウンドして全体的に好調のようです。延滞の上昇率が3カ月で倍近くになっています。8.2%というのは危険水域。9月時点では改善されるのか、さらに悪化するのか。
延滞から不良債権になり、貸倒れとなることを予測して、銀行は引当金を積み増しています。
8.2%というのは想定の範囲なのか、それ以上なのか、気になります。